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板垣英憲（いたがきえいけん）情報局　～マスコミに出ない政治経済の裏話～

                    　    2021年5月15日

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世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で
行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速
報する。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　政治評論家　板垣英憲

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◆「猶太思想及運動」〈上〉四王天延孝陸軍中将著
第五篇　猶太の運動(前紀)　
第五章　インターナショナル運動
第四節　第三インターナショナル (３)
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(前回からのつづき)
https://foomii.com/00018/2021051412200080083

ソヴエート政府の言ひ分では第三インターナショナルと云ふのは國際機関であつて、之には英、獨、佛、伊、日など世界中の人が寄り合つて造つて居るものである、唯ソヴエートの國家の中に本部が常設してあるから人は誤て之をソヴエートのものと混同するが之は迷惑なことである。全く別物であると主張するのである。

現に今から十五年程前に巴里駐箚(ちゅうさつ)の蘇聯(ソ連)の大使ラコーフスキーの名がフランス軍隊の赤化を圖(図)つた張本人名簿の中に見當(当)つたので、フランス政府はソ聯(ソ連)政府に抗議すると、ソ聯ではラコーフスキーは第三インタソナショナルの一員だから、その關係で名を出したかも知れぬが、それは蘇聯(ソ連)の關するところでは無い。若し彼がソ聯大使として左様なことでもしたら責任を負ふが、そうでないのだから抗議は受ける理由はないと強弁した。フランスでは然らば曩(さき)にアグレマンを與(与)へて、大使として待遇して來たが今後は大使として取扱へないから招喚せられたいと畳みかけたので結局ソ聯はラコーフスキーを呼戻さなければならなくなつた事件があつた。此の如く使ひ別けをすることは場合によつては外國に都合の善いこともある。例へばドイツでも日、伊でも國際共産党には反対するが、蘇聯(ソ連)邦とは親善關係を結ぶとか、國交調整をすると云ふことは出來ないことはない。但し事実はコンミンテルン成立の経緯、政府構成員の顔振れから見て、一体をなすのであるから、使ひ分けをすることは言はゞ耳を掩(おお)ふて鈴を盗むのであることは間違ない。

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…（記事全文1,527文字）