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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

二階幹事長は、広島の再選挙は岸田に丸投げして力が入らなかった。自民党にとって3選挙全敗は想定内であり、菅政権への影響は少ない。沈没したのは、総裁選への足掛かりに陣頭指揮をとった岸田で終わった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年4月26日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 二階幹事長は、広島の再選挙は岸田に丸投げして力が入らなかった。自民党にとって3選挙全敗は想定内であり、菅政権への影響は少ない。沈没したのは、総裁選への足掛かりに陣頭指揮をとった岸田で終わった。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  菅政権最初の国政選挙となった衆参3つの選挙が25日、投開票され、結果は、全て野党候補が勝利した。海道2区は立民の松木謙公氏が当選を決め、長野は立憲民主党の羽田次郎氏が当選、与野党対決となった広島再選挙は、野党各党が推す諸派の宮口治子氏が初当選した。自民党は候補擁立を見送った選挙区を含めて全敗した。  自民党二階派「志帥会」の重鎮に、選挙戦の背景について以下、話を聞いた。 二階俊博幹事長は、今回の広島の再選挙は岸田文雄に丸投げしていた。だから力が入らなかった。もう最初から負けるとわかっていた。  もともと広島の参議院選挙に出ていて、安倍に疎まれ、河井案里によって落とされた格好となった岸田派の溝手顕正元参議院議員は、今回の補選ではまったく動いていなかった。しかし、溝手が補選に出ていれば、もしかしたら勝っていたかもしれないが、既に落選でガックリきていたのと、高齢ということもあって出馬の話はなかった。  今回の広島再選挙は、岸田派が中心になって選挙を戦っていた。特に、岸田派の林芳正ががんばって応援に入っていた。あと岸田の子分である小島敏文も応援に入っていた。保守王国広島の自民党敗北ということを言われているけれども、あれだけ市長や県会議員などにカネを配っていたことが発覚しているので、有権者は自民党を憎んでいる。負けて当然であり、普通の従来の選挙とは違う。自民党にとっては、3補選全敗は最初から想定していたことだった。勝てる可能性はなかった。だから、北海道では自民党は候補者を立てなかったわけだ。ところが広島は県連をはじめ岸田が「怨念の戦いを俺たちがやる」と言って候補者を出したけれども、岸田では自民党が撒いた「政治とカネ」の「怨念」を跳ね返す力にならなかった。その「政治とカネ」の元凶は、岸田が禅譲を当てにしてきた安倍晋三前首相であり、何を訴えたところで有権者には響かない。その3選挙の最中、安倍晋三は再々登板を目論み、靖国神社に参拝したり、党憲法改正推進本部の最高顧問に就任してシンポウジウムに登壇し、枝野代表を挑発する発言をしたりと、活動を活発化してきていた。 ◆〔特別情報2〕
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