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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

中国習近平体制は、外からは米国を中心とした中国包囲網で追い詰められ、中国国内は、上海閥(江沢民派)と共青団派(胡錦濤派)が団結し、習近平体制を内から包囲し打倒し始めている。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年4月23日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 中国習近平体制は、外からは米国を中心とした中国包囲網で追い詰められ、中国国内は、上海閥(江沢民派)と共青団派(胡錦濤派)が団結し、習近平体制を内から包囲し打倒し始めている。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは自民党二階派「志帥会」重鎮からのトップ情報である。中国情勢について聞いた。  中国では、温家宝前首相が習主席批判とも思える寄稿がマカオ紙に掲載され、波紋を呼んでいる。温家宝は、青年団長から国家主席にのぼりつめた胡錦涛のナンバー2で、胡錦涛とともに人気があった。当時の日本の青年団の人たちのほとんどが胡錦涛と会っている。結局、中国国内は、江沢民派と北京派の闘争が続いており、江沢民派の温家宝は、そのくらいのことはやるだろう。その寄稿の真意は、2018年3月11日の全人代において、国家主席の任期制限を撤廃する憲法改正を承認し、2027年まで習近平が国家主席の座にとどまることが可能にしたばかりか、さらにその後も皇帝となって君臨しようとしていることに対する牽制とみられ、「そんなに長くはできないぞ」とクギを刺した格好だ。というのも、習近平は、チャイナ7のトップである王岐山の2人の子分を粛清している。王岐山は習近平より優秀な実力者で、習近平を実質裏で支えていたのだが、汚職を理由に王岐山の2人の子分が粛清されたため、王岐山を激怒させてしまった。それにより習体制への反発を強めていた王岐山が、江沢民派と手を組んだ可能性が高い。 【参考】「中国の温家宝前首相、習主席を暗に批判? 寄稿が波紋」 CNN 2021.04.20 https://www.cnn.co.jp/world/35169593.html  つまり、中国習近平体制は、外からは米国を中心とした中国包囲網で追い詰められ、中国国内は、上海閥(江沢民派)と共青団派(胡錦濤派)とが反北京派として団結しはじめ、習近平体制を内から包囲し始めている。完全に習近平降ろしとみていいだろう。そうした動きがうねりとなり始めている。上海閥(江沢民派)と共青団派(胡錦濤派)は敵対してきた時期もあったが、もとは「鄧小平派」に含まれるグループであり、しかも習近平は、この鄧小平派とはルーツの異なる政治家であり、目指す国家像も手法も違っているということになる。
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