━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年3月14日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆「猶太思想及運動」〈上〉四王天延孝陸軍中将著 第四篇 秘密結社フリーメーソンリー 第一章 総説 第三節 標語と進み方と其の批判 (7) ─────────────────────────────────── 次には因果律のことを述べるが、この因果律と云ふものは宇宙の大原則で哲學者も宗致家も之も否認は出來ないが、フリーメーソンの人々は余り之を説かない。子供の時代から吾々の頭に深く浸み込んで居る因果律の最も判り易い表現は振子である。 振子を例へば右の方へ四十五度引き寄せて之を放つと、左へ四十度、次に又右へ三十五度と云ふ様に、漸次振幅を滅じて終に中止の位置に停止する。その始め與へた四十五度引き寄せた因は四十度しか左へ帰らないとすると、五度分丈因果の間に失はれたものがあるかと云へば、そうではなく、それ丈のものは軸摩擦又は空気を切る爲の抵抗排除の仕事は必ずやつて居る。即ち一寸見て因果等量でない様だが實ば等量であるのだ。この軸摩擦、空気の抵抗などの環境は所謂縁と云ふもので、之によつては四十五度から放した振子は左へ三十五度しか振れて來ないこともある。故に因果は等量であるべきだが綠によつて著しく不等量に見える、例へば一つの砲列の四門の砲から順次弾丸を打ち出したとする。其の高低角も左右の照準も填め弾丸も悉く等しいとしても、弾丸の出る時刻が右から假(仮)に二秒なり間を置て遅れて行つたとすると、第一、第二砲車から飛んだ弾丸は美事に目標に命中したか、第三、第四砲車から出た弾丸は目標附近の泥田の様な所へ這入つて何等弾丸の効力を発揮しないで終る場合がある、それは格別撃ち方が悪いのではなく、第三、第四砲車の弾丸が飛ぶ頃突風が起つて射程何千米を飛ぶ間に五米も十米も揮丸が横に偏して仕舞つて命中しなくなつたのかも知れない。それは縁である。故に因果等量は同じ縁の條件の下に於いてゞある。法華経の中に如是因、如是縁如是果、如是報とあつて、因縁果報の關係を読いてあるのは研究に値する。それ等を考へずして、唯因果等量を論じ、自分は彼と同じく學び同く勤めて居たのに、彼は出世して幸福を亭有して居り我々よりも不遇の位置にあるのは、社會の欠陥だなどゝ世を恨み人を嫉む向もあるが諸種の環境、即ち縁によつては自分の努力の弾丸は第三第四砲車の弾丸で、何等効力が無く認められない場合と考へなければならぬ。併し一發丈でなく何發も何發も撃つ間には今度は第三第四の方が命中して第一第二砲車の弾丸が効力を発しない場合も起るので、永い間には平均するとこになる。 又如何なる簡単な現象でも、因と果の聞には必ず時を要する。一米の長さを持つた振子が左右へ一振動をするのに丁度一秒かゝるとすると振子の長さを四米にすれば二秒かゝる。即ち一米の長さの振子を右へ四十五度寄せる因とそれが左へ行つて帰る時間は一秒であるが、四米の長さの振子を右へ四十五度寄せる因は之より余程大きくて、左へ行つて帰るに二秒を要する。 即ち小因は小果を生じ、之に要する時間は小であつて、大因は大果を生じ、之に要する時間は大である。 明治の数十年間に日本は西洋諸国が数世紀かゝつてやつた様な大進歩を遂げて世界を驚嘆させた。此の大果は如何にして得たか、必ず大因がなくてはならぬ、之こそ即ち肇國宏遠、樹徳深厚から來たものと言はなければならぬ。皇國の因果関係は決して之に止まるのでなく、神武天皇の仰せられた積慶、重暉、養正と云ふ神代の三徳がもつと大きな果を以て我々以後に顯はれて來ることを確信する。 又因果の現れは其の大小によつて、因と果の間に要する時が一々違ふのであるから、或る時機には、因の果がまだ現はれずに不正義に見えることもある。併し時間を与えれば、果は必ず現はれて來るものである。積善(せきぜん)の家に餘慶(よけい)ありと云ふ古語も真理である。 今此の關係を図示すれば、… … …(記事全文2,928文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)