□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2018年12月27日第804号 ■ ============================================================== いま国民が共有すべき高村薫の言葉とその先にあるもの ============================================================== まず、次の言葉を黙ってお読みいただきたい。 「・・・ついに土砂の投入が始まった。ひとたび土砂が入った海は、 もう元には戻せない。そう、辺野古の基地建設はこれで既成事実になっ たということである。だからだろう、その翌日、安倍首相はプライベート で趣味のゴルフを楽しむ余裕を見せた。 埋め立て工事現場で喉をからして抗議の声を上げる住民たちと、嬉々と クラブを振る首相と・・・この何とも言えない政治の不実、地域社会の分 断の光景に、沖縄に特段の縁はない一物書きが悄然となる・・・いまとい う時代のありように全身が嫌悪を訴える。この抜き差しならない空気はい ったい何なのか、同時代を生きる日本人として、一つでも二つでも言葉を 探さずにはいられない・・・」 この文章は、発売中のサンデー毎日新春合併号の冒頭に掲載された、 高村薫氏の「サンデー時評」の書き出しの言葉である。 「一物書き」を「一国民」と置き換えてみると、多くの国民が共有でき る文章になるに違いない。 まもなく今年は終わり、すべてが年末年始の休みに入る。 そして年明けにはすぐに政局が始まる。 安倍・菅暴政の攻勢が始まり、バラバラの野党はさらにバラバラになる。 しかし、国民の多くがこの高村薫氏の言葉を共有する限り、安倍・菅 暴政コンビの前途は安泰ではいられない。 それどころか、危機の連続とごまかしの連続になるだろう。 その先にあるのは、この国の政治の更なる混迷だ。 しかし、どうせ混迷が避けられないなら、中途半端な混迷ではなく、 これ以上ない混迷になったほうがいい。 耐えられないほどの混迷に国民は怒り、目覚め、その国民が本物の政治 をつくる。 既存の、政党、政治家が一掃され、新たな政党、政治家が登場する。 そういう新年になる事を私は期待する。 初夢でないことを願うばかりである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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