Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

北方領土交渉でピエロ役を演じ続ける哀れで滑稽な河野外相
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2018年11月25日第739号 ■   ==============================================================  北方領土交渉でピエロ役を演じ続ける哀れで滑稽な河野外相  ==============================================================  外遊中の河野外相がローマでラブロフ外相と会談し、平和条約締結問題 について突っ込んだやり取りをしたが、その詳細を明らかにしなかったと、 きょうの各紙が一斉に報じている。  当然だ。  いまの河野外相に平和条約締結や、その前提となる北方領土問題の解決 について、語れるものは何もない。  いや、それどころか「突っ込んだやりとりをした」と自ら語ったのが嘘 なのだ。  河野外相がラブロフ外相と突っ込んだ話ができるはずがない。  安倍首相がプーチン大統領と突っ込んだ話をした時、ラブロフ外相は同 席していたが、その時日本側で安倍首相に同席したのは谷内正太郎NSC 局長と秋葉剛男外務次官だ。  河野外相はいれてもらえなかったのだ。  そして、そこで安倍首相とプーチン大統領は極秘の合意をしたに違い ない。  それを、佐藤優が、東京新聞やアエラなどで盛んに流し、世論がどう 反応するか、安倍首相に代わってさかんに観測気球を上げている。  すなわち、安倍首相は2島返還に大胆に方向転換したと。    歯舞、色丹は返ってくるが、国後、択捉は放棄したと。  国後、択捉は放棄したが、国後、択捉でも共同経済開発や自由な交流 は進むとと。  これが2プラスαの本当の意味だと。  全面返還論者にとってはとんでもない密約なのだが、それが安倍首相 の決断なのだ。  しかもである。  2島でも領土権返還はされないのだ。  ロシアのワレリー・キスタノフ所長(露科学アカデミー極東研究所 日本研究センター)が11月23日の毎日新聞紙上でこう語っている。  ロシアが欧米との関係を悪化させている時に、プーチン大統領が日本 に譲歩するとは考えられないと。  米国にとって日本はロシアを封じ込める重要な要素だ。そのため、 米国が歯舞、色丹もですら、日米安保条約の適用を除外する事はないと。  2島プラスαさえも、「日露両国は実現できないだろう」と。  佐藤優とキスタノフ所長の語るこの矛盾をどう理解したらいいのか。  ずばり安倍首相とプーチン大統領は次のような密約で世論をごまかす のである。  つまり、安倍首相はプーチン大統領から北方領土は1ミリたりとも返 さないと引導を渡される。  しかし、それでは安倍首相は日本国民に対して顔向けできないから、 佐藤優のいう2プラスαで合意したと発表してもいいとプーチンから 約束してもらう。  そして、2プラスαの内容については、合意文書は残さず、お互いが 国内向けに都合のいいように説明できる玉虫色の声明を出してごまかす。  問題は米国への説得だが、相手はトランプだ。  日米安保を適用するかしないか、などというむつかしい事を言わずに、 歯舞、色丹には、もは在日米軍は不要だといえば、損得ですべてを考え るトランプの事だ。あっさり了承する。  ウラジミルとシンゾーに甘いトランプの事だ。  二人してトランプに当たれば、トランプなんてチョロイものだ。  この密約こそ、歴史的合意だと言って安倍首相が解散・総選挙に打っ て出る2プラスαのすべてなのだ。  こんな重要な密約を河野外相などに知らせられるか、というわけだ。  河野外相はピエロだという理由がここにある(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2026年のバックナンバー

2025年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2026年10月19日に利用を開始した場合、2026年10月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2026年11月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する