Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

自民党と変わらない立憲民主党の対米外交 
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2018月4月25日305号 ■   =============================================================     自民党と変わらない立憲民主党の対米外交   =============================================================  民進党が分裂し、野党第一党になった立憲民主党がかつての民進党より、より明確に自民党との違いを打ち出すようになった。  逆に言えば、だから立憲民主党は野党第一党なのだ。  しかし、対米外交については自民党のそれと何も変わらない。  枝野代表のこの言葉を見つけて、つくづくそう思った。  発売中のアサヒ芸能誌上(5月3・10GW合併特集号)で、テリー伊藤との対談に応じている。  野党第一党を売り込むためにメディアに露出しなければいけない枝野代表もご苦労な事だ。  しかし、そのインタビューの中で、枝野代表はとても深刻な事を、軽々しくテリー伊藤にしゃべっている。  それは対米外交の最大の問題である基地問題についての発言だ。  政権をとったら基地問題をどうするのかと聞かれてこう答えている。  「もちろん、我々が政権をとったら『やめます』と明言したいですけど、言えません」と。  「なぜなら、これはアメリカ政府も関わる話ですから」と。  「我々が政権を取ったタイミングで、アメリカ政権がイケイケドンドンのタカ派であれな、それはやはり難しいですよ」  こう語っているのだ。  何と言う発言だろう。  まるで自民党政権の代表の発言そのものだ。  いや、自民党の宏池会なら、ウソでもこんなことは言わない。  かつて社会党は自民党と連立政権を組んで日米安保を容認し、そして社会党を消滅させた。  行き場を失った連中の多くが民主党の中で生き残り、いままた立憲民主党に生き残りの場を求める。  この国の政治がどんどんと「日米安保からの自立」から遠ざかっていく。  その一方で米国はどんどんタカ派になっていく。  どうにもならない現実である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2024年3月19日に利用を開始した場合、2024年3月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2024年4月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、ドコモケータイ払い、auかんたん決済をご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

銀行振込では、振込先(弊社口座)は次の銀行になります。

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する