□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　天木直人のメールマガジン２０１７年３月１７日第２１８号
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   　天皇陛下のお気持ちを完全無視した退位特例法の衆参議長案

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　与野党の度重なる協議の末に、ついに退位特例法の衆参議長案がまとまった。

　これを受けて安倍首相は退位特例法案を今国会に提出し、今国会で成立させる。

　すなわち今度の衆参議長案によって、すべて決まったという事である。

　その衆参議長案の全文を、きのう３月１６日の毎日新聞が掲載した。

　私はそれを一字一句追うようにして注意深く読んだ。

　そして驚いた。

　天皇陛下が８月８日のお言葉で国民に投げかけられた象徴天皇としての公務について、つまり、平和憲法を大切にして国民と寄り添う象徴天皇を示す文言が、衆参議長案のどこにも見当たらないのだ。

　そのことについて全く議論されなかったということだ。

　天皇陛下のあのお言葉で示された天皇陛下の思いが完全無視されたということだ。

　そして、その思いを覚悟を決めて国民に問われた天皇陛下は、平成３０年に退位される事は確実である。

　何としてでもそれまでに新党憲法９条をこの国の政治の中に誕生させなければいけない（了）

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編集・発行：天木直人

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