□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年8月31日第671号 ■ ============================================================ 映画「歌声にのった少年」がパレスチナ問題を解決する日 ============================================================ きょう8月31日の早朝5時のNHKニュースで、映画「歌声にのった少年」という映画の紹介があった。 たまたまそれを見た私は、この映画こそパレスチナ問題を日本に知らしめる絶好の作品だと直感した。 NHKのその番組担当者もこの映画に感動したとみえて、ずいぶん長く映画の内容を紹介したし、その映画を作成したハ二・アブ・アサドという監督とのインタビューを放映した。 この映画はいい。 パレスチナ問題という深刻なテーマは、いくら政治的に取り上げても、無関心な人々の心をつかむ事は出来ない。 しかしメロドラマに仕立てて感情に訴えれば人々は関心を持つ。 そして現実を知れば人々は動く。 かつて私がアフリカ課長をしていた1980年代の中頃、南アフリカの人種隔離政策(アパルトヘイト)の実態をドラマ化したリチャード・アッテンボロー監督の「遠い夜明け」という映画の試写会に呼ばれ、それを見た私は、日本国民になじみのないアパルトヘイト問題を知らしめるにはこの映画をヒットさせるしかないと直感し、その映画の宣伝につとめた。 それが奏功し、「遠い夜明け」は世界の中でも日本で一番ヒットしたと言われた。 この「歌声にのった少年」もまた、「遠い夜明け」のように、日本でヒットして欲しいと思う。 そうすればパレスチナ問題に関心を持つ国民が増え、パレスチナ問題を知れば、国民も動くだろう。 この映画は9月24日(土)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかを皮切りに、全国で順次公開されるという。 その公開を待たずとも、既に公式サイトで映画の紹介があり、かなり詳しく観ることができる。 繰り返すがこの映画はいい。 私の紹介が、この映画の宣伝に一役買うことになれば望外の喜びだ。 この映画が日本でヒットし、それがこの映画の世界的なヒットにつながり、そしてパレスチナ問題の解決のために世界が動く、そんな日が来ることを私は夢見る(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)