□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年7月23日第567号 ■ ============================================================= 沖縄を見殺しにする野党共闘党首たちの大罪 ============================================================= 今、我々が目にしている安倍自公政権の沖縄弾圧は、戦後70年の政治史の中で、最も許しがたい暴挙である。 辺野古移設の強行だけではない。 東村高江の米軍ヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設の強行こそ、直接的暴力だ。 なぜ急ぐのか。 日本の防衛上の緊急必要性はどこにもない。 日米同盟を優先する日米防衛関係者の利権の為に急ぐのだ。 トランプ大統領の共和党候補の指名が決まり、いよいよ米国新政権の外交方針が不透明になってきた。 その前に沖縄問題を一気に既成事実にしてしまえというわけだ。 これ以上の安倍自公政権の暴挙はない。 この暴挙を止められるのは政治しかない。 いくら沖縄住民が体を張って反対しても、いくら沖縄を思う善意の国民が全国から集まって反対の声をあげようとも、国家権力の暴挙の前には無力だ。 国家権力の暴走を止められるのは野党の政治力しかない。 しかもいま野党は共闘を組んで安倍自公政権と闘うと宣言している。 そして、その野党共闘をつなぎとめる最大のテーマは、安倍首相の戦争法に反対し、安倍首相の憲法9条否定をストップさせることではなかったのか。 いまこそ野党共闘の党首たちは沖縄に飛んで、翁長知事の沖縄と共闘すべき時だ。 ところが彼らは何をしているというのか。 きのう7月22日、東京都知事選で鳥越候補を勝たせるために、雁首揃えて有楽町で応援演説している。 沖縄を見殺しにして、なんのための共闘なのか。 彼らの頭にあるのは、政局におけるみずからの生き残りしかない。 打倒安倍という掛け声の下に野党共闘をすべてに優先する野党4党党首の罪はあまりにも大きい。 沖縄が泣いている。 憲法9条が怒っている(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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