□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年4月8日第295号 ■ ============================================================== トランプ発言への反論で本音を漏らしたラッセル国務次官補 ============================================================== 私は3月28日のメルマガ第267号で書いた。 「トランプ氏が大統領になるか、ならないかは、もはや関係はない。すでに彼はパンドラの箱を開けてしまったのだ」と。 その通りになった。 トランプ発言は暴言であるとともに本音の発言だ。 だからトランプ発言に反論するには、反論する方も本音を語らざるを得なくなる。 安倍首相のウォールストリートジャーナルに対するインタビュー発言もその一つだ。 そしてラッセル米国務次官補も本音を口に出した。 4月6日の毎日新聞が教えてくれた。 米国務次官補は4日、ワシントンでの講演で、トランプ氏が日韓両国の核保有を容認する考えを示したことについて次のように反論したという。 「(日米の歴代の指導者らは)信頼性ある米国の核の傘こそが最も確実に地域の安全を保障すると理解して来た」と。 この発言をうっかり聞き流すと、米国が核兵器の抑止力で日本を守ってくれる事を確約したものだと受け止めてしまいがちだ。 実際のところ毎日新聞のその記事も、「核の傘こそ安全保障」という見出しをつけて、「日本を含む同盟国の不安を抑える意味合いがありそう」、などと解説している。 しかし、その毎日新聞の記事はまた、「ラッセル米次官補は米国の核拡大抑止政策は不変である事を強調したのだ」と書いている。 どちらがラッセル次官補の講演の目的だったのか。 もちろん後者、すなわち核拡大の防止である。 そして、その事は、核サミットにおけるオバマ大統領の発言に通じる。 核サミットにおけるオバマの目的は核拡大の防止、すなわち核物質をテロに渡さない、というものだった。 だからこそ日本からプルトニウムを回収させたのだ。 そして、その事は単にテロに核物質が渡る事を防ぐだけでなく、日本に核兵器をつくる能力を持たせないということでもある。 日本が核兵器を持つと言い出すこともまた米国は許さないのだ。 これを要するに在日米軍は「ビンの蓋」であるという、あの有名な米軍の本音が、今再び語られたということだ。 本音で語るトランプ発言に反論するには、本音で反論するしかない。 こうして、これからもどんどんとパンドラの箱が開けられて行く。 私がトランプ発言を歓迎するゆえんである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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