□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年1月4日第7号 ■ ============================================================== 野党は選挙協力より国会質問で共闘してみせたらどうか ============================================================== きょうから国会が始まる。 メディアは白熱した論戦を期待したい、などとおためごかしの報道をしているが、今度の国会ほど論戦が不毛に終わる国会はないだろう。 なぜか。 追及すべき問題が山ほどあるのに、論戦の日程が極めて限られているからだ。 参院選が決まっているから会期の延長はなく、6月1日までだ。 おまけにサミットをホストするから、5月末の国会は開かれない。 しかも3月末と4月末には安倍首相はそれぞれ北米と欧州を外遊する。 1月の国会は補正予算に集中し、新年度予算の本格的な審議は2月からだ。 そして国会質問が始まれば、自公の国会議員の八百長質問が優先され、貴重な質問時間を奪う。 こんな事で、どうして野党は安倍自公政権を追及できるというのか。 野党が安倍自公政権を効果的に追いつめられるとすれば、その唯一の方策は、野党が国会質問を分担して共闘するしかない。 ところが、これまでの国会質問を見ていると、野党の議員は自らの宣伝を優先し、同じような質問を競い合っている。 とくに、参院選挙が迫っている今回の国会では、その傾向が顕著になるだろう。 野党は選挙協力の前に、まず国会質問で共闘せよ。 というよりも野党の選挙協力と国会質問の共闘は表裏一体だ。 国会質問で共闘できないようでは、選挙協力など夢のまた夢である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)