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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

私の夢は読者と共に真実を求めるメディアをつくる事だ
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年12月2日第987号 ■   ============================================================      私の夢は読者と共に真実を求めるメディアをつくる事だ  =============================================================  国連安保理決議がシリア空爆を認めたかどうかについて、別の読者から次のような貴重なメールをいただいた。  この場を借りて感謝するとともに、すべての読者と共有し、考えて見たい。  引用開始  11月20日の国連安保理決議で空爆を認める決議をしたなどといいうことはありません。決議の原文はここにあります。各国代表たちの議論も決議文の前に出ています。  http://www.un.org/press/en/2015/sc12132.doc.htm  決議文は、イスラム国やアル=ヌスラ戦線によるテロ行為を予防し抑圧するために「国際法ーとりわけ国連憲章、また国際人権、難民、人道法を遵守するあらゆる手段を講じる」と言っています。これが空爆を自動的に認可するものとは私にはとても読めません。フランスは非常に強い語調で「国連の価値観に忠実でありながら」「必要なすべての手段を講じる」と言っています。国連憲章51条(集団的自衛権)の発動も示唆しています。しかし決議文自身はフランスほど踏み込んでいません。いずれにせよ決議文にも各国の議論にも空爆への具体的な言及はありません。この読者の人も「安保理ではイスラム国に対する戦いについてフランスが提出した決議文を11月20日に全会一致で承認しています」と言っていますがこの決議文に空爆への言及があるとは言っていません。この人がさらに言う「これで、ロシアや米英独仏によるシリアでのイスラム国に対する空爆は国連加盟国全体の行動となっています。」ということですが、決議後の行動がこの決議文に基づいてなされている(正当化されている)ということはあり得ると思いますが、空爆という具体的な行為が国連で認可されていることはこの決議文を見る限りではありません。      引用終わり  本来は私が原文に当たってこのような解説をしなければいけないところを、この読者がそれを見事に代行してくれた。  あのイラク攻撃の時もそうだが、国連決議は字面だけを読んでも交渉当事者でないとわからないところがある。  いや、交渉当事者でさえも同床異夢で解釈が異なる。  それを知りながら、決議成立の為に妥協する。  それを私はジュネーブの日本政府代表部に勤務していた時、いやというほど経験した。  もう30年以上も前の話である。  この読者が言っているように、この安保理決議をもってシリア空爆の根拠にする国はあるだろうが、決してこの国連決議が空爆を認めたということではない、というのが、おそらく正しい理解だと思う。  当然のことながら、私一人の能力では、すべての事象を正しく伝えるには限度がある。  しかし読者と共に真実を追求しようとすれば、その能力は限りなく広がる。  今度の国連決議についても、ここまで掘り下げた議論を大手メディアがした形跡はない。  すなわち、大手メディアだけを見ていては真実はわからないのだ。  皆の叡智を集めて大手メディアが真似のできない究極のメディアを作る。  それこそが私が本来やり遂げたい事である。  目の前に繰り広げられてるつまらない政局に関わるより、一人でも多くの国民が真実を知る方が、正しい政治をつくる近道である。  新党憲法9条構想の本当の目的はそこにある。  私は、いまは無理をして新党憲法9条構想を進める事はしない。  しばらくは休止だ。  既存の政党、政治家が、生き残りを書けて死にもの狂いだ。  それは国民のためではなく自分たちのためだ。  そんな中で理想を掲げて飛び込んで行くことは得策ではない。  もし既存の野党が、共産党が提唱する国民連合政権構想を実現させ、安倍暴政を阻止出来れば、私はそれでもいいと思っている。  しかし、どう考えても無理だ。  よしんばそのような連合政権が出来たとしても、その後の混乱と自民党との巻き返しは、ますます政治を国民から遠ざける。  既存の政党や政治家では国民を救う事が出来ず、国民が悲鳴を上げるようになる時、必ず新党憲法9条の様な考え方が求められる時が来る。  その時に備えて、私は読者と共に、一つでも多くの真実を読み解いて行きたい(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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