□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年11月24日第963号 ■ ============================================================ 那須塩原市長選挙が日本を変えることになる(続) ============================================================= 私が標記のメルマガを書いたのは11月3日のメルマガ第900号だった。 そして、あのメルマガで書いた通り、11月2日の会合ですべてが始まるはずだった。 偶然にも、きのう発売された週刊大衆12月7日号には、菅原文太の一周忌である11月28日にあわせて、「菅原文太が残した最後のメッセージ」と題する追悼記事が特集されていた。 そこには、私が11月3日のメルマガで書いた「弾はまだ一発残っている」という言葉もあった。 原発事故をきっかけに政治活動にめざめ、政治の要諦は国民を食べさせることと戦争をしないことだと言い切った菅原文太の最後のメッセージの一つにこうある。 「この先5年かかっても10年かかっても、何かに向かって戦い続ける。それは権力かもしれないし、国家かもしれない。それとも無関心でいる日本の人々かもしれない」 その思いで走りまわった20日間だった。 那須塩原の自然を生かし、自然エネルギーで自立する共生社会を全国に先駆けて那須塩原から創る。 中央の政治に頼らず地方主権を実現する。 そういう選挙になるはずだった。 政治団体「那須塩原 未来の風」もつくった。 吉原毅元城南信用金庫理事長を五反田の本店にたずね、支持を取り付け、寄付講座もそこに開設した。 原発差し止め訴訟に熱心な河合弘之弁護士が飯田哲也氏とともに那須塩原を来訪した時は、自然エネルギーで自立する場所はここから始めるしかないという賛同も得た。 勝てる選挙になるなら、吉原、河合両名の協力を得て小泉純一郎を来させることも出来たはずだ。 おりからパリのテロが起き、世界の先行きは不透明になる。 世界が不透明になれば最も強く影響を受けるのは日本だ。 そして日本が苦しくなれば真っ先に弱者を犠牲にするのが安倍政権だ。 自分たちの暮らしは自分たちで、地方から守るしかない。 那須塩原から未来の風が吹けば、同様の風を起こそうと同様の動きが各地で出てくるかもしれない。 その時は、そのような各地の風を国政に伝えるべく、新党未来の風を、新党憲法9条の名前に変えて、来年夏の参院選に登場させることができるかもしれない。 おりから大阪の不毛な選挙結果が政治をますます国民から遠ざけた。 どちらも自民党を利するだけの選挙では、反自民党の者は投票先がない。 全く同様の事が那須塩原市長選で行われようとしている。 渡辺喜美なきあとの那須塩原選挙は、どちらも自民党にすり寄る候補だ。 自民党を離れた渡辺喜美についてみんなの党に行った後援者が、渡辺喜美を見限って自民党にすり寄って勝ったのが4年前の選挙だった。 その時負けた自民党の候補者が、今度は自民党の支持を得て遺恨試合を挑むのが今度の選挙だ。 二人の一騎打ちだがまったく盛り上がらない。 なぜなら、そこには政策論は一切なく、ついたほうが勝てば利権を約束されるという典型的な利権選挙だからだ。 政治に巣食う関係者以外は誰も関心が無い。 そんな中に、未来の風を吹かせる選挙になるはずだった。 メディアも色めき立った。 しかし、結論から言えば選挙をあきらることに終わった。 誰も動こうとしなかったのだ。 選挙は二人の保守(と言えば聞こえはいいが何もしない現状維持)の戦いで決まりだ。 今頃どんな候補が、どんな政策を掲げて名乗りを上げても、那須塩原市民は動かない。 市会議員も住民も若者も、誰に聞いてもそういう答えが返って来た。 固定票はどちらかに100%張り付き、政治に無関心な者たちは、誰が出ても、何を掲げても、動かない。選挙にいかない。 だから絶対に勝てない。 そういう声に押されて候補者も決断に踏み切れず断念せざるを得なかった。 あす25日に那須塩原市で選挙の説明会が行われ候補者がそこに赴いて立候補の書類を受け取る。 そこから選挙報道が始まる。 30日には候補者による公開討論が行われる。 そこに名乗りを上げるはずだった。 12月20日に公示され、一週間の選挙期間を経て12月27日に投開票日を迎える。 幻の那須塩原市長選に終わった。 立候補の動きが遅すぎたという声をどこでも聞かされた。 しかし、それは違う。 それはこれまでの選挙でしか物事を考えられない者たちの考えだ。 情熱と使命感があればできる。 情熱と使命感がなければいくら時間をかけても何も生まれて来ない。 那須塩原市長選挙への挑戦は幻に終わったけれど、私は、落胆はしていない。 私の考えと目指すところは正しい事をますます確信できたからだ。 野党の体たらくを見ていると、このままでは来年の参院選は安倍自民党が勝つだろう。 日本の政治はますます権力志向になり、これまで以上に誰もが権力に沈黙する。 そうなっても、国民は動かないかもしれない。 しかし、もし何か新しい動きが起きるとすれば、そこまで行かなければいけないのだ。 行きつくところまで行かなければ、何もあたらな動きは出て来ないのかもしれない。 その時こそ新党憲法9条構想の出番だと思っている。 その時にそなえ、新党憲法9条のHPを来年から刷新して、あらたな出発にしたい(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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