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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

映像メディアに負けた紙報道
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□□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2015年9月23日第777号 ■   =============================================================     映像メディアに負けた紙報道  ==============================================================  さすがに今朝の各紙は岸田・ラブロフ外相会談の大失敗をことごとく報じている。  読売新聞は岸田外相の訪露は「見切り発車」だったと安倍首相の前のめり対ロ外交を批判し、その社説で、それでも対話を粘り続けるしかあるまい、などと、もはやあきらめているごとくだ。  産経新聞に至ってはその社説で、北方領土問題に言及されない平和条約締結交渉など認めないと、安倍首相のごまかし外交を批判している。  読売、産経ですらここまで書いているほどの対ロ外交の失敗だ。  そして、各紙は確かに問題意識を持って書いた。  ラブロフ外相が共同記者会見のなかで日米連携に懸念を表明したと。  しかし、このような紙媒体をいくら読んでも、きのうの夜10時から始まったテレ朝報道ステーションの映像が伝えた岸田・ラブロフ外相共同記者会見の寒々しい光景は伝わってこない。  あの異様な映像を見れば、今度の外相会談がいかに不毛に終わったかが衝撃的にわかる。  それだけではない。  ラブロフ外相が共同記者会見の最後に一言付け加えたいと述べて岸田外相の発言を否定し、そして安保法案に懸念を表明した。  それに対し、岸田外相は何ひとつ反論することなく、そのまま共同記者会見が終わったのだ。  これは前代未聞の共同記者会見だ。  前代未聞の日露関係だ。  新聞報道がテレビ報道にどうしても勝てないものが映像のインパクトである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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