□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年8月31日第709号 ■ ============================================================= 国連に中立性を求めても無理だ ============================================================== 潘基文国連事務総長が中国の対日戦争勝利記念式典に参加すると発表した。 私はこれを残念に思う。 おそらく国民の多くも内心そう思っているに違いない。 だから政府が批判した事は認める。 しかし、国連の中立性に反するという批判ではだめだ。 産経新聞の社説(8月30日)が書いたように、「国連は中国の軍拡を許すのか」と言った批判も的外れだ。 国連は戦後70年経っても日本やドイツを旧敵国とする敵国条項を改めようとしない。 国連は戦勝国に牛耳られた機関であり、特に今は、米国、ロシア(旧ソ連)、中国の意向に反することは出来ない。 国連事務総長は米国の承認なくしてはなれない。 そもそも国連に中立性を求めることが無理なのだ。 しかも国連は集団的自衛権を認めている。 軍事同盟を認める国連が軍拡を止められないのは当たり前だ。 国連憲章違反の米国のイラク攻撃さえも止めようとしなかった。 潘基文国連事務総長に対する最も強烈な批判はこうだ。 世界の平和はマンデラが示した和解の精神にある。いつまでも戦争の勝者、敗者にこだわる行事に、世界の平和を担う国連事務総長が参加していいのか。 そう世界で批判すべきだったのだ。 もっとも、間違った歴史認識にこだわって中国と喧嘩するような安倍政権にはそれを言う資格はない。 どっちにしても日本の批判は説得力がないということだ。 批判するなら、誰が聞いても反論できない批判をしなければいけない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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