□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年7月3日458号 ■ ============================================================== 安倍改憲を阻止する政治勢力の結集が不可欠になって来た(前)) ============================================================== いまの政治状況では憲法9条は守れない。 しかし世論がある。 国民が覚醒し、自立すれば、政治の暴走は許されない。 その正しさを証明してくれるかのように、今度の安倍政権の閣議決定に対する世論の反発は強いものがあった。 なかでもきょう発表された共同通信が7月1,2日に行った全国世論調査には勇気づけられる。 それによれば、集団的自衛権行使容認反対が54.4%に対し、賛成は34.6%。 安倍内閣の支持率は47.8%に下落したのに対し、不支持率は40.6%にまで上昇したという。 「衆院を解散して国民に信を問う必要がある」と回答したものが68.4%もあるという。 この世論調査が事実なら(おそらく世論の実態はもっと安倍政権に批判的に違いない)、安倍政権は、その強がりの一方で、大きな弱さを抱えているという事だ。 ここまではいい。 しかし、その一方で、きょうの各紙は一斉に書いている。 安倍政権は、自衛隊法などの法律改正を国家安全保障会議(NSC)に特別チームを作って解釈改憲の閣議決定を現実のものにすると。 これは深刻である。 なぜならば、いまの政治状況ではこれらの法案の成立を阻止する事は出来ないからだ。 どんなに世論が反対しても、あの特定秘密法案ですら成立してしまう。 これが今の政治状況だ。 このままでは、安倍自民党政権の思い通りに、法律によって憲法9条が否定される事になる。 国民の多数が解釈改憲に反対している以上、その声を政治に届ける国民的政治勢力が出てこなければいけない。 なんとかならないものか。 少なくとも私にはその方法が見つからなかった。 そう思っていたら、きょう発売の週刊実話7月17日号に驚くべき記事を見つけた(続く) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)