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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

みじめ過ぎる護憲派の政治的敗北と、それでも憲法9条は揺るがない  
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年6月29日第449号 ■   ============================================================== みじめ過ぎる護憲派の政治的敗北と、それでも憲法9条は揺るがない    ==============================================================  公明党、創価学会も、これで二度と平和を掲げる政党などと恥ずかしくて言えなくなったに違いない。  それにしても、公明党、創価学会、池田大作も地に落ちたものだ。  安倍首相の解釈改憲に賛成する言い訳が悪すぎる。  「代表を辞めればいいんだろう」などとと言ったと報じられているが、それが本当だとすれば、もはや政治家ではない。  公明党の主張が聞入れられて、平和憲法が守れると判断出来たからだ、と言い訳するのは、あまりにも往生際が悪い。  いっそのこと、政治権力を手放したくなかった、と素直に認めれたほうがよかったと思う。  しかし、繰り返して言う通り、今度の敗北は公明党が寝返ったのではない。  日本の左翼政党、護憲政党こそ責められるべきだ。  そして、憲法9条という日本の宝を、左翼、護憲政党の独占物にしてきた日本の保守政治の責任こそが、いまこそ問われなければいけないのだ。  いまからでも遅くない。  もし、左翼、護憲政党が、本気で安倍首相の閣議決定を阻止する気があるのなら、それはいまからでも可能だ。  もし日本の保守、リベラルの政治家たちが、憲法9条が重要だと思うのなら、左翼、護憲勢力と共闘して安倍自民党政権を倒すことはできる。  日本の政治がそう動くなら、間違いなく公明党は安倍自民党を見限る。  しかし、現実の日本の政治は、指をくわえて7月1日の安倍首相の閣議決定と記者会見を眺めるだけだ。  安倍首相の7月1日の閣議決定を阻止する動きは、いまの日本の政治からは、どう転んでも出てこない。  日本の政治の責任はまさにここにある。  私が日本の政治を全否定する理由がまさしくここにある。  しかし、私はそんな日本の政治にいまさら失望はしない。  もはや日本の政治や政治家には一切の期待は抱かない。  いまでも日本の政治に期待し、世界再編や野党統一候補などと言っている政治遊びにうつつを抜かしているような連中には、安倍自民党は永久に倒せない。  しかし、私は決して悲観していない。  ましてや絶望などはしていない。  私は憲法9条の正しさと強さを信じている、  誰もそれを否定できない。  それどころか、悠久の歴史の流れは、憲法9条を求めて動くだろう。  その思いは私の中でいま最高に高まっている。  正しいことほど強いものはないのだ。  そのことに政治が気付かなくても、日本国民の声なき声がそれに気付けばいいのだ。  それに向かって私は発信し続けて行く(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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