□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年5月30日第379-3号 ■ ============================================================== 手塚治虫はやっぱり偉大だ ============================================================== 私は手塚治虫の漫画ファンの一人で、その膨大な傑作集のなかで、「きりひと賛歌」というのがなぜか印象に残っている。 だから発売中の週間朝日(6月6日号)に桐島瞬という記者が次のように書いていたのを見つけて初めて知り、驚いた。 「美味しんぼ」で福島の放射能リスクが描かれ、物議を起こしたことは周知のとおりだ。 しかし、同様の事が「きりひと賛歌」でもあったというのだ。 すなわち、あの漫画のメインテーマである「モンモウ病」の原因が、1971年のビッグコミック(小学館)初版では、水の分析過程で「放射能障害」、「核物質」という言葉が使われていたが、単行本を重ねる上で、これらの表現が一切消えてしまったというのだ。 その朝日の記事では、圧力があったかどうかについては関係者の意見が分かれ、特定を避けている。 しかし、もとの記述がなくなった事は厳然たる事実であるから、答えは一つだ。 今でこそ福島原発事故という悲劇が起きて、皆、脱原発を言い出したが、1971年といえば、国をあげて原発推進のただ中だ。 そんな時に問題提起した手塚治虫は偉い。 たとえ圧力に屈してもだ。 今を生きる脱原発者たちは頑張りがたらないと手塚治虫は思っているかもしれない。(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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