□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年5月28日第377-5号 ■ ============================================================== 「国民目線」はないだろう ============================================================== 最近の私の書くものは、権力批判からメディア批判に重点が移っているような気がする。 もっとも、メディアも立派な権力であり、その権力迎合ぶりはあまりにもひどいから当然だ。 これもその一つだ。 高円宮家の典子様の婚約発表が突然なされ、もっぱらメディアはその事ばかりだ。 いいだろう。めでたい事だ。 私は日本にとっての皇室の持つ存在意義も、敬意も一般国民並にある。 熱狂的な愛国ではもちろんないが、皇族制は民主主義の敵だなどとは言わない。 しかし、この婚約を報じるニュースの中で、典子様の父親である高円宮殿下を「国民目線」の人であったというメディアがあった。 それはないだろう。 確かに、私は会ったことも話したことももちろんないが、謙虚で、国民とともにあるという感じはした宮様であったと思う。 しかし、国民目線的であっても、国民目線はありえない。 そもそも国民とはまったく別の世界に生まれ、育った方だからだ。 メディアが危険なところは、それが意図してそうならば本当に悪質だが、不注意でも、それが結果として視聴者になんとなくその気にさせるところだ。 ちなみに、私の大嫌いな言葉に「上から目線」という言葉がある。 あいつは「上から目線で物を言う、官僚が抜けきらない傲岸な奴だ」などと、私に文句を言ってくる連中が決まって使う愛用句だ。 私はそのような言葉を、軽々しく人に使う者こそ、「上から目線」の連中だと思う。 さもなければ、自らを不当に被害者扱いする永遠の敗北者だ。 そういう者こそ、人の為に、この世の中をよくすることは出来ない。 この世の中をよくするということは、畢竟、権力者の不正や悪から弱者を守ることだ。 その究極の一大事業として平和な日本を守ることだ。 いくら傲慢であっても、可愛く見えるほどの難事業だ。 本気でやろうとすれば。 私は、本気でやろうとまだ、諦めていない。 自立した自分の考えを持つ読者とともに。 だからあえて挑発的に書いている。 それが「上から目線」ととられるなら、望むところだ。(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新しいコメントを追加