□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年5月24日第373号 ■ ============================================================== タイの軍事クーデターと中国のテロ ============================================================== ほぼ同時に起きて、大きく報じられたタイの軍事クーデターと中国のテロ。 どちらが深刻か? これを正しくわかる者は国際政治を少しはわかっている者だ。 その深刻さは全く違う。 結論から言えば、中国のテロのほうが今後のなり行き次第では、はるかに深刻で重大だ。 なぜか。 タイの軍事クーデターは、基本的には政治の延長で、歴史的にタイでは日常茶飯事に起きてきた。 邦人や邦人企業の安全という意味では関心が高いが、国際政治を動かすものではない。 エジプトのような流血を伴うものではない。 だからこそ、報道するほうも緊張感はない。 その一方で中国のテロは、中国が困ってざまをみろ、中国の少数民族政策の失敗だ、中国はこれから大変だ、と他人事のように済ませて終わる問題ではない。 あれだけの自爆テロが起き出した、それを中国が必死に警備を強めても防げない。 ここがポイントだ。 米国も深刻に受け止めているに違いない。 中国のためではなく、自分のために。 米国の最大の脅威は、9・11以来、アルカイダ、つまり反米、反イスラエルのイスラム武装抵抗組織の自爆テロだ。 その意味で自爆テロと戦うという意味で中国と利害は見事に一致する。 もちろん、イスラエルともだ。 悪化し、緊張しつつある米中関係が、対自爆テロで見事に接近する可能性が出てきた。 米中イスラエルの対テロ包囲網ができるかもしれない。 しかし、それでも米中イスラエルは自爆テロに勝てない。 ましてや、自爆テロが核物質を手に入れた時は。 核兵器はいらない。 放射線をばらまいて、大量に被曝させられればいいのだ。 そのハードルは決して高くない。 いずれにしても日本海、波高し、と叫んで集団的自衛権行使容認にうつつをぬかしている日本は、ますます出番はなくなる。(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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