□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　　天木直人のメールマガジン２０１４年２月２６日第１９３号
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　　　　避けられなくなってきた籾井ＮＨＫ会長の辞任
　 
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　どうやら籾井ＮＨＫ会長の辞任は避けられなくなってきたようだ。

　撤回したはずの失言について、「それは失言だったのでしょうか」などという反省のない言葉を経営委員会でしていた事が明らかになった。

　就任直後に、理事１０人全員に日付を空欄にした辞表を提出させていた事がわかった。

　これらはおそらく内部密告をきっかけに明るみになり、認めざるをえなかったということに違いない。

　それほど籾井会長の辞任を求める声がＮＨＫ内部に充満しているということだ。

　さすがにきょう２月２６日の朝日は経営委員からも罷免論が出ていると書いた。

　社説でＮＨＫ会長の資質はないと書いた。

　ここまでくればもはや辞任は避けられないだろう。

　私は１月２８日のメルマガ第９６号で辞任は早ければ早い方がいいと書いたが、その通りになったということだ。

　安倍首相は百田、長谷川両委員と籾井会長の双方をかばう事は出来ない。

　百田、長谷川両委員はお友達であるゆえに、経営委員の一人に過ぎないという留任の理由が成り立つ。

　籾井ＮＨＫ会長の辞任で一連の暴言問題に終止符が打てるのならやむを得ないということだ。

　しかしこの籾井会長の辞任は自らの任命責任を認める事になる。

　安倍政権のほころびの始まりとなるおそれがある。

　強気で押し通してきた安倍首相が籾井ＮＨＫ会長の更迭を認めるのだろうか（了）


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