□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　　天木直人のメールマガジン２０１４年２月１１日第１４３号
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　　　　注目されるＮＨＫ副会長人事―誰が引き受けるのか
　　 
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　きょう２月１１日の毎日新聞が書いていた。

　ＮＨＫの副会長の人事が決まらないままだと。

　すなわち、小野直路副会長が任期（３年）満了のため９日付で退任したが、その後任者が決まらず空席状態となっているという。

　その理由は、籾井会長の就任記者会見の発言問題の影響だという。

　籾井会長は１月２８日の経営委員会で委員の合意を取り付ける予定だったが１月２５日の記者会見の発言が問題となりその釈明に時間が割かれて同意が得られなかったためだという。

　そこまではわかる。

　しかし、私がこの毎日新聞の記事で驚いたのは、２月１２日に開かれる次回経営委員会で、籾井会長が元ＮＨＫ大阪放送局長の堂元光氏（６５）の起用を提案していると、当然のように書かれていることだ。

　すでに籾井会長の居直りは決まったのか。

　籾井会長以上に暴言を吐いた百田、長谷川両経営委員はこのまま経営委員にとどまるというのか。

　もしそうなら籾井会長に起用され、百田、長谷川両経営委員に了承される新たなＮＨＫ副会長は、同じ考えの人物だ。

　さもなければ副会長のポスト欲しさに彼らに従属するしかない無意味な副会長だ。

　誰もがそう考える。

　籾井会長や百田、長谷川経営委員の居直りでは副会長は誰も引き受け手がない。

　そう考えるのが普通の感覚だ。

　果たして２月１８日には堂元光というＮＨＫ副会長がこの毎日新聞の記事のとおり誕生しているのだろうか。

　もしそうならこれでＮＨＫは完全に安倍政権に偏向した公共放送となる。

　ＮＨＫの放送など誰も信用できなくなる（了）

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