□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　　天木直人のメールマガジン２０１４年１月２１日第７２号
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　　　オバマ大統領への不信感を隠そうとしなくなった安倍首相は危うい
　　 
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　１月２１日の夕刊フジに驚くべき記事を見つけた。

　長田達治（おさだ・たつじ）という毎日新聞記者出身のジャーナリストが書いている「靖国参拝のウラ」という記事だ。

　その記事の要旨はこうだ。

　安倍首相が靖国参拝に対する米国の反応を甘く見ていたという反論はあたらない。厳しい反発は覚悟の上での参拝だ。そしてアーミテージの「もう終わった」発言も、安倍首相の参拝に理解を示すものではなく「もう二度と参拝してくれるな」である。それでも参拝したのは、オバマ大統領から冷たくされ続けたことによるオバマの米国に対する不信があったからだ。オバマ大統領に、中国と同盟国日本のどっちが大切なのか、靖国参拝で迫ったのではないか・・・

　これはあくまでも長田氏の考えだ。

　しかし、いくら夕刊フジだといっても、こんな記事を書いてはおしまいだ。

　これを知った安倍側近は直ちに産経に抗議して安倍首相の真意が米国に誤解されないように細心の注意を払うべきだと撤回を求めるべきだ。

　しかしひょっとしてこれが安倍首相の本心かもしれないと思う。

　長田記者を通じて産経に書かせているとは思わない。

　しかし自分では言えないがよく書いてくれたと思っているかもしれない。

　そうでなくても、このような意見が日本のメディアに出る事を黙認して溜飲をさげているのかもしれない。

　そのいずれにしても安倍首相は間違っている。愚かで軽率だ。

　米国という国を見誤っている。

　安倍政権は危ういと思わざるを得ない（了）

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