□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　　天木直人のメールマガジン２０１４年１月１９日第５８号
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　　　　名護市民の一票に期待するばかりである
　　 
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　いよいよきょう１９日、沖縄名護市の市長選挙の投票が行われ、その結果が判明する。

　その前に書きとどめておきたい。

　報道によれば稲嶺候補の優勢が伝えられている。

　当然である。

　稲嶺候補の訴えは心に迫るものがある。

　沖縄の心を裏切った仲井真知事に応援を受けた末松候補は、安倍首相とダブって見える。

　しかし、私は選挙結果を楽観はしていない。

　なにしろ安倍政権は３千数百億円で沖縄の心を買収したからだ。

　そのおこぼれが名護市にばら撒かれるからだ。

　安倍政権は政権の運命をかけて、このほかにもあらゆる手段を講じて末松候補を勝たせようとするだろう。

　しかし、ここで稲嶺候補が敗れると沖縄に平和は来ない。

　もちろん辺野古移転の反対は続く。

　政府の工事は、命がけの反対にあって思う通りにはいかないだろう。

　しかし、それではあまりにも悲しい。

　やはり名護市民の一票で粉砕してもらいたい。

　繰り返し書いて来た通り、辺野古に作られる新施設は普天間の代替ではない。

　最新機能を持った巨大な米軍基地を日本の負担であらたに建設する試みである。

　これを許せば沖縄に米軍基地が固定される。

　いや、日本全土が沖縄化される。

　何としても名護市長選挙は稲嶺氏に勝ってもらいたい。

　しかし私には投票権はない。

　名護市民の良識にすがるしかない。

　どうかその一票を平和でおだやかな沖縄、日本の実現のために行使して欲しい。

　いまの私にはそう念じ、期待するしかない。

　しかし、その思いと期待は強い。

　それが通じ、期待はかなえられると信じたい（了）

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