□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　　天木直人のメールマガジン２０１４年１月１５日第４５号
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　　　　　メディアが隠すケネディ大使の政治的動き
　　 
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　昨年１２月２９日のメルマガ第９９３号で書いた。

　キャロライン・ケネディ大使の姿が見えなくなったと。

　日米間でこれほど重要な外交が展開しているというのにキャロライン･ケネディ米国駐日大使の姿が見えないのはどうしたことかと。

　その後も姿が見えない状態は続いた。

　安倍首相の靖国参拝についていち早く「失望」を表明したのは駐日米国大使館であったのに、その時ケネディ大使の姿は報じられなかった。

　てっきりクリスマス休暇で米国に帰ったきりになっているのかと思った。

　ところがそうではなかった。

　１７日から始まる谷内正太郎日本版ＮＳＣ事務局長の米国ら主要国へのあいさつ回りを伝えるニュースの中で、キャロライン大使が１４日首相官邸を訪れ谷内氏と会ったことが報道されていた。

　駐日大使が首相官邸を訪れたというのに、この小さな扱いは異常だ。

　しかもそこで何が話し合われたかについては、「日米関係の強化で一致した」という人を馬鹿にしたことしか報じられていない。

　これを要するにケネディ大使の政治的言動は意図的に隠されているのだ。

　着任した早々に報じられた日米友好のシンボルとしての大騒ぎ報道とはあまりにも対照的だ。

　意図的にメディアから隠されたケネディ大使の政治的言動。

　このことが日米関係の深刻さを物語っている（了）

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