□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年11月22日第878号 ■ ============================================================= 日米自動車協議に見る米国の理不尽ぶり ============================================================ オバマ政権は米国議会との関係でよほどレイムダック化していると見える。 その一つの例がTPP交渉における米国のあまりの利己的な交渉ぶりだ。 その中でも米国の日本に対する理不尽ぶりは目に余る。 ただでさえ理不尽な米国の日本に対する交渉振りであるが、その中でもTPP並行協議というのがある。 外務官僚の言いなりになって日米二国間協議を、TPP事前協議だとかTPP並行協議などと日本のメディアは書いているが、これはTPP協議にかこつけて米国が日本に譲歩を迫るれっきとした日米二国間交渉なのだ。 11月21日の朝日新聞が書いている。 「TPP交渉と並行して進める日米二国間協議の第4会合が20日東京都内で開かれた」と。 おかしく思わなくてはいけない。 米国ソルトレーク市では首席交渉官会合が始まったばかりではないか。 その時に本国で並行協議などしている国がどこがあるというのか。 そしてその二国間協議で日本側は米国の要求に抵抗しているという。 何でも米国の言う事を聞いてきた日本が抵抗をするとはめずらしい。 しかし、それはとりもなおさず、米国の要求がよほど理不尽だということだ。 なにしろ米国は米国車が日本で売れないからといって税制のありかたや安全基準、流通制度にまで注文をつける一方で、日本が米国が日本車にかける関税を引き下げてくれと言っても頑として応じようとしない。 例外なき関税撤廃がTPPの目的だと言い出したのは米国なのに、その米国が関税撤廃しないと突っぱねているなどというのは悪い冗談だ。 そう思っていたら、日本がビジネスマンの往来をスムーズにする「一時入国」で、ビザ発行手数料の値下げや手続きの簡素化を求めて個別協議を申し入れているのに、米国は頑として個別協議には応じないという(11月21日朝日)。 これほど一方的、不平等な二国間交渉があるというのか。 どこまで行っても米国の交渉態度は理不尽だ。 それでもTPPの年内妥結に向けて日本は必死になって米国に協力しようとしている。 安倍政権や外務官僚はどこか狂っている(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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