□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年11月19日第868号 ■ ============================================================= TPP交渉が行なわれて唯一よかったこと ============================================================ けさ11月19日の午前4時半のNHKニュースが報じていた。 19日から米ユタ州ソルトレークシティーで開かれる環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)首席交渉官会合を前にして米国が一方的な新提案を出して来ることが分かって各国の反発は必至である、というニュースだ。 詳細はいずれ多くのメディアが報じることになるだろうが、NHKのそのニュースによれば、米国の新提案はこれまでの交渉を無視した米国の一方的要求を羅列したものであるという。 これまでの交渉は一体何だったのかということである。 各国が怒るのも無理はない。 しかしこの傍若無人の米国の対応こそ日本がこれまで米国との二国間経済交渉でさんざん苦しめられてきたことだ。 なぜ米国はここに来てそれほどまでに米国の利益を一方的に押し付けようとするのか。 その答えは11月18日の毎日新聞の記事の中にある。 オバマ大統領に一括貿易交渉権(TPA)を与えようとしない米議会の逆風を前にして、フロマンUSTR代表は語ったという。 「米国の利益を反映させた合意なら議会の支持を得られる」と。 いまはTPAの獲得は出来なくても、議会が合意してくれるように米国の利益を最大限実現すれば、その後は議会も文句は言わないだろうというわけだ。 米国がごり押しして来るはずだ。 TPP交渉が行なわれて唯一よかったことがある。 日本がさんざん苦しめられてきた米国の理不尽な要求を、今度のTPP交渉を通じて各国も思い知らされことになる。 それはいい事である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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