□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年11月1日第818号 ■ ============================================================= 腰砕けになりそうな安倍「公務員改革」が教えてくれるもの ============================================================= 私は10月29日のメルマガ第804号「官僚人事の支配に乗り出した安倍首相の凄さと危険さ」で書いた。 ついに安倍首相は総理主導で国家公務員の幹部級人事の決定を行なうことができる法案を今国会で成立させることになったと。 人事権を振りかざして官僚を意のままに動かす、これこそが究極の官僚支配であり、安倍首相はこれまでのどの首相もどの政権もなしえなかった凄いことをやろうとしているものだと。 しかしこれはあくまでもそのような法案が国会に提出され成立すればの話である。 きのう10月31日の産経新聞が報じていた。 政府は30日、省庁幹部人事を一元管理する「内閣人事局」の新設を柱とした公務員制度改革関連法案を自民、公明両党に提示し、11月5日に閣議決定される見通しだが、自民党内の推進、反対双方から異論がくすぶり先行き不透明であると。 30日の自民党参院政策審議会では人事局の一元化に対し「馬鹿な首相が生まれたらとんでもないことになる」(西田昌司副幹事長)との声が相次いだという。 その一方で元経済産業省の古賀茂明氏や元財務官僚の高橋洋一氏らいわゆる脱藩官僚たちは、今回の公務員改革案は官僚の抵抗にひるんだ自民党の骨抜き改革案だと、怒りの緊急提言を行ったという(10月31日日刊ゲンダイ)。 これを要するに安倍首相は自らの脱官僚支配の方針を貫くことができるか正念場に来ているということだ。 そしてこれまでの首相がすべてそうであったように、安倍首相は凄くも危険でもなく、最後は官僚とそれを支持する自民党議員たちに羽交い絞めにされて腰砕けに終わる可能性が高いというわけだ。 この事は何を教えてくれるのか。 もはや今の政治において安倍首相の唯一、最大の抵抗勢力は自民党であるということだ。 特定秘密保護法案に象徴されるように、野党が反対するどのような悪法でも自民党がそう決めればあっさり成立する今の政治状況において、与党の自民党が反対すれば安倍首相も思い通りにならないということだ。 これ以上の皮肉はない。 それほど存在が軽くなってしまった野党の責任はやはり大きいと思う(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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