□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年10月31日第814号 ■ ============================================================= いつまでたっても韓国をWTOへ提訴できない日本 ============================================================= 放射能汚染を理由に水産物の輸入禁止措置をとった韓国に対し、撤回しないとWTOに訴えるぞと大見得を切った日本だったが、その後WTOへ提訴したという報道はない。 そう思っていたら10月25日の読売新聞が「水産物禁輸 埋まらぬ溝」と題する特集記事を掲載した。 私が注目したのはその記事の中の次のくだりだ。 「・・・日本政府には日韓関係に配慮し、『韓国政府を追い込むべきではない』として、あくまでも韓国の自主的な禁輸措置撤回を期待する声もある・・・」 なんのことはない。 提訴など出来ないのだ。 しかし私がもっと注目したのは次のくだりだ。 「・・・韓国に撤回を促すことを狙ったが、韓国は応じていない。政府は、国際原子力機関(IAEA)に原発周辺海域の水質調査を要請し、11月にも調査団を受け入れる。国際機関の『お墨付き』を得て、韓国をさらに説得したい考えだ・・・」 予想通りだ。 さる10月9日、茂木経済産業相は天野之弥国際原子力機関(IAEA)事務局長を経済産業省に呼んで東電福島第一原発の放射能汚染水漏れの問題の対策について協力要請をしたことがあった。 協力要請というのは巧妙な表現だが、その実は日本に不利にならないような調査発表をしてくれということではないか。 汚染情報操作を命じたのではないか。 そう私は10月10日メルマガ第752号で書いた。 もしあの時の話が、この読売新聞の記事にある、11月のIAEA調査団による「お墨付き」のことであったとすれば平仄が合う。 IAEA調査団が原発周辺海域の水質は問題なしという報告書を出し、それを使って韓国に禁輸撤回を迫るのだ。 もし韓国がこれ以上日韓関係の悪化を避けるために挙げたこぶしを降ろしたいと思っているならIAEA調査団の報告は渡りに船となる。 果たして韓国水産物の禁輸問題はどういう形で終るのだろうか。 少なくとも放射能汚染問題についてはあいまいな政治決着で終らせてもらいたくはない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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