□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年10月26日第796号 ■ ============================================================= 逆ギレした加藤良三前プロ野球コミッショナー ============================================================= きょう10月26日の日刊スポーツが一面トップで大きく報じている。 統一球問題を調査した第三者委員会が10月25日最終報告書を公表し関係者の処分を発表したと。 そして加藤前コミッショナーは処分こそされなかったが次ようにその責任を問われたと。 すなわち「混乱を招いた責任を免れることはできない」と結論づけたというのだ。 私が驚いたのはこの第三者委員会の結論に加藤前コミッショナーが逆ギレし、次のような反論を7枚に及ぶ文書をマスコミに送りつけて行なったという事だ。 いわく「私に重大な責任があったことを認定するという結論ありきで作成されたものと思われ、その推論は恣意的かつ不合理であるというほかありません」 いわく「報告書はわざわざ私の駐米大使としての経歴を持ち出していますが、私を嘲笑する意図すら感じられる」 いわく「中立公正であるべき第三者委員会の報告書としては極めて不適切な記載と言わざるを得ません」 もちろん日刊スポーツのその記事の趣旨は、このような加藤氏の態度に強い怒りをぶつけるものである。 そしてその気持ちは一般国民なら等しく感ずることだ。 加藤氏は今度の事件で外務官僚の驕りと無能さを満天にさらした。 その上にこのような反論をすることで、さらにその恥を上塗りし、結果として外務省全体の信用を傷つけることになった。 個人のプライドを何よりも優先させる利己主義の極みだ。 しかしこの日刊スポーツの記事を見て私が思ったのは、大手メディアがこの加藤氏の反論のことをまったく取り上げなかったことだ。 統一球疑惑が発覚したのは6月だった。 当時はこれが社会問題となって大手紙も連日大きく報道した。 そしてその決着がこの第三者委員会の報告書の発表であったはずだ。 それにもかかわらず大手新聞はこの第三者委員会の報告書の発表をほとんど報じない。 報じたとしてもスポーツ欄に小さく報道しただけだ。 加藤氏の反論に至っては、加藤氏のコミッショナー任命に影響力があったといわれるナベツネの読売新聞と、そのライバル紙である朝日新聞が反論した事実に一言言及しただけだ。 大衆の気持ちを代弁するスポーツ紙と好対照である。 かくして統一球問題は不透明なまま後味の悪い形で幕引きされてしまったというわけだ(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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