Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

消費税増税に賛成する国民は官僚の餌食である
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2013年10月7日第744号 ■   =============================================================   消費税増税に賛成する国民は官僚の餌食である     =============================================================  きょう10月7日の各紙が、安倍首相が消費税8%増税を発表した後の世論調査結果を一斉に報じている。  各社によって多少の違いはあるが、総じて世論の大半が消費税増税の決断を評価していることになっている。  それを見て私は世論調査が捏造されたとまでは言わない。  本当の事を知らされていない大多数の国民が、「仕方がない」と思って支持している結果だと思う。  なぜ「仕方がない」と思うのか。  それは超高齢化社会に向かって財政負担が増す中で負担増は止むを得ないと思わされているからだ。  高齢者は自分たちの老後の面倒を見てもらいたい、その為には負担増は「仕方がない」と思い、若者たちはツケをまわされたらたまらない、その為には皆が負担するのは「仕方がない」と思うのだ。  しかしそのような国民は、官僚の次のような思惑を知ったらそれでも「仕方がない」と思うだろうか。  人口構成の大きな部分を占める団塊の世代はあと20年もすれば皆この世からいなくなる。  その後は少子化の結果人口は減っていく。  それでも消費税はなくならない。税率は下らない。  その時官僚たちはあり余る税収入でやりたい放題だ。  すなわち高齢化社会による負担は過渡的なものなのである。  そして過渡的なものである以上、それは税制を変えなくてもやりくりすれば凌げるのだ。  かつて年金未納問題が大騒ぎとなった時、年金制度の抜本的な見直しがさかんに話題になったことがあった。  その議論の中で、年金制度を考え出した官僚の悪知恵が明らかにされた。  すなわちその官僚は、政治家にこう言って導入を認めさせたと言うのだ。  集めた年金が支払われるのは40年先のことだ。それまではその集めた金を好きなように使える。政治家のやりたいこともその金でできる、と。  それは裏返して言えば、40年たってその金を支払わねばならない時は、世の中はどうなっているかわからない、どうとでも理由をつけて年金の支払いを誤魔化すことができる、ということだ。  その言葉どおり、金がたらなくなったから年金支払い年齢を引き延ばし、年金支払額がどんどんと削られている。  これは詐欺だ。しかし詐欺がまかり通っている。  それもこれも財政赤字で国が破綻してもいいのか、という脅しに国民が黙ってしまうからである。  消費税増税もまさに官僚の悪知恵である。  官僚は常に長期的視点で物事を考える。  いま消費税をあげておけば20年後の後輩官僚たちはあり余った予算を好き放題に使えるのである。  私はそのような官僚の悪知恵を知っている。  だから消費税増税は反対だ。  それどころかあらゆる増税に反対である。  国が破綻すればどうなるかという脅しも私には通用しない。  国民は国がなくなってもやっていけるが官僚は国がなくなった瞬間に終る。  一番困るのは官僚であることを知っている(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2026年のバックナンバー

2025年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2026年7月19日に利用を開始した場合、2026年7月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2026年8月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する