□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年9月14日第686号 ■ ============================================================= 小池晃共産党議員に論破された北岡伸一国際大学長 ============================================================= 参院選を挟んで小休止していた集団的自衛権の行使容認をめぐる議論が、ここに来て急に活発になってきた。 そして集団的自衛権行使を解釈改憲で認めようとする「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)の座長代理である北岡伸一国際大学長が、今朝9月14日のTBSの番組(サタデーずばっと)に出演して自らの意見を述べていた。 私が驚いたのは、彼がテレビの前で集団的自衛権の行使について、「憲法9条の下では、集団的自衛権は保有しているが、行使はできない」とするこれまでの内閣法制局の統一見解を、間違いだと明言したことだ。 これで決まりだ。 年末にも提出される安保法制懇の提言は、解釈改憲を行なえと安倍首相に迫ることになる。 しかし、私がここで紹介したい事はその事ではない。 その北岡座長代理の発言を、その番組に出演していた小池晃共産党議員が次のように一刀両断した事である。 すなわち内閣法制局の見解は単にそれが内閣法制局の統一見解にとどまらない。歴代の自民党政権が認めてきた自民党の統一見解でもある。あなたはその歴代自民党政権の見解を間違いだと言ったのだ。そんな重大な発言を軽々しくよく言えたものだ、と。 さすがにこれには北岡氏は言葉がなかった。 そしてこの小池議員の言葉はそのまま安倍首相に向けられることになる。 安保法制懇が解釈改憲を提言することは決まっている。 しかしそれはあくまでも安倍首相の私的諮問会議の提言に過ぎない。 私的懇談会はどのような意見でも言える。 しかしそれを政策に反映するかどうかは最後は安倍首相の政治決断である。 果たして安倍首相は歴代の自民党が踏襲してきた憲法9条解釈を否定できるのか。 否定して憲法9条を変える事無く集団的自衛権行使を容認することになるのか。 その度胸があれば安倍首相も大したものだ。 しかしそうすれば中国との関係はさらに悪化する。 米国が黙っていない。 自民党内から慎重意見が続出し、安倍おろしが起きる。 そうなれば安倍首相は再び腹痛を起こして政権を投げ出さざるを得なくなる。 それだけは安倍首相は避けたいはずだ。 結局安倍首相は解釈改憲を断念することになる。 みずからつくった私的懇談会の提言を否定するという前代未聞の椿事が起きることになる。 面白くなってきた(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新しいコメントを追加