□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年9月6日第666号 ■ ============================================================= 北方領土問題で何の成果もなかった安倍・プーチン会談 ============================================================== シリア情勢に目が取られて見落とされがちだが安倍・プーチン首脳会談で北方領土問題は話し合われたのか。進展があったのか。 シリア情勢が急浮上する前は、あれほど北方領土問題についてどう進展するかが注目されていたはずだ。 報道は、日ロ両国の外務・防衛担当閣僚会議(2プラス2)を11月1、2日に東京で初開催することで合意したと大きく報じている。 あたかもそれが大きな成果のごとくだ。 しかし私はこれを見て北方領土問題について、安倍首相とプーチン大統領は意味ある話を何もしなかったと思った。 日ロの首脳同士が会っていながら、日ロ間の最大の懸案である北方領土問題は何の進展もなかったということだ。 そもそも安倍首相は4月の訪露と6月のサミット時に二度もプーチン大統領と首脳会談をしておきながら何も成果を得られなかった。 そして6月の首脳会談では速やかに次官級の実務者協議を開催する事が成果のように報じられた。 しかし、これはどう考えてもおかしな話だ。 もはや北方領土問題については事務レベルの話し合いで進展する段階はとっくに終っている。 もはや首脳同士の政治的決断しかない。 そして指導力の強いプーチン大統領と、圧倒的多数で復権した安倍首相との首脳の時こそ、政治決断が出来るはずだ。 そう期待を込めて何度も報道されてきた。 それなのに、事務レベルの協議に差し戻してどうするというのか。 しかも、速やかに開くはずの事務レベル協議がいつまでたっても開かれず、やっと8月に開かれたと思ったら首脳会談の準備だという。 そして3度目の首脳会談でも何も決まらず、今度は外務・防衛大臣協議を開く事が最大の成果であるという。 まさしく「会議は踊る」である。 何も決められない時は話し合いを繰り返していればいいというわけだ。 もはや安倍首相・プーチン大統領の間では北方領土問題は解決どころか何の進展も望めない。 メディアはもうそろそろ、その事をはっきり書くべきである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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