□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年8月8日第595号 ■ ============================================================= 去り行くラミーWTO事務局長が残した痛烈なTPP批判 ============================================================== TPPをそっちのけで日米間の自動車交渉、非関税障壁交渉が行なわれている。 そして米国はその交渉の場で日本にあらゆる譲歩を迫っている。 これがTPP交渉の中の二国間協議であるという。 こんな詐欺まがいのTPP交渉があるというのか。 それを差し置いても、差別的地域間交渉の典型であるTPPは、自由貿易を世界的に広めようとして来たWTOの精神に反するものである。 その事について私は何度も書いてきた。 そしてついにラミーWTO事務局長がはじめて明確にその事を指摘した。 8月末で退任するパスカル・ラミー世界貿易機関(WTO)事務局長はジュネーブで7月26日に読売新聞との単独インタビューに応じた。 その記事が8月2日の読売新聞に掲載された。 そこでラミー氏は明確にこう言っている。 「個別交渉は多国間交渉の代りにならず、大きな疑問符がつく」と。 「(TPPをはじめEUとの経済連携協定交渉や日中韓FTA、東アジア包括的経済連携交渉など)あらゆる地域との交渉にかかわっているのは日本だけだ。個別の交渉結果を多国間の共通ルールに統一することが最終目標と言うが、日本には特別の責務がある」と。 これはこれまでその立場を明確にしてこなかったラミー事務局長の明確なTPP批判だ。そしてそのTPPに対米従属する日本に対する痛烈な批判だ。 かつてガット、WTOで世界自由貿易交渉をリードしてきた日本の姿は、もはや今の日本にはなくなってしまったのかと言っているのである。 いまこそ日本はこのラミー局長の置き土産の言葉をしっかりと受け止め保護主義的な米国の動きをけん制していかなければいけないのである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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