□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年7月12日第513号 ■ ============================================================= 政治になじまない国民栄誉賞 ============================================================== 「国民栄誉賞を吉田所長に!」と自ら提案したのに、批判されたらすぐ撤回する。それはあまりにもなさけないという励まし(?)の声が寄せられた。 その事について真意を書きたい。 私に寄せられた吉田所長の評価については、数から言えば評価するほうが多数だった。 しかし、吉田所長を評価する私への批判の激しさは、およそ異論を挟ませない厳しいものがあった。 これを要するに、政治的に評価の分かれる人物は、たとえその人物がどのように立派な功績があったとしても国民栄誉賞になじまないということだ。 国民栄誉賞は非政治的な分野のあたりさわりのない人物に与えるしかないということだ。 安倍首相が吉田所長に国民栄誉賞を与えることは絶対にないだろうが、もし与えたとしたら激しい反発が寄せられる事は間違いない。 それは長島、松井両名に国民栄誉賞を与えたことが政治的パフォーマンスだと批判(私も批判した一人であるが)されたこととは次元が違う激しい批判になるはずである。 それを知っているからこそ安倍首相は絶対そのような事をしないはずだ。 私が瞬時に撤回した理由はそこに気づいたからだ。 撤回しないまま、これ以上吉田所長の評価について不毛な議論をしたくないと思ったからだ。 よく「政治と宗教は社交の場で話してはいけない」という。 宗教については私はわからないが、政治については間違いなくそうだ。 政治活動に関わるすべての者がそうだとは言わない。いや数から言えば少ないと思う。 しかし私の熱心な読者の中には政治に対する関心が高い故に、少しでも意に沿わないことがあると激しく批判してくる人がいる。 たった一つのことで政治的に異なった立場を取ると、掌を返したように離れて行く人がいる。 私の読者は左翼的な人もいれば右翼的な人もいるが特に左翼的な人がそうだ。 それは今度の件に限らない。 これまで私は国政選挙に多少なりとも関わってきたが、その度に痛感させられた。 選挙や政治活動はゼロサムの戦いであり、それ自体が排他的なのだ。 私が政治活動に嫌気を覚えるのはそんな時だ。 その意味で私は政治活動に向いていない。 しかし政治活動なくして政治を変えることはできない。 ジレンマである。 それを克服するのがインターネット政党構想なのかもしれないと思っている(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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