□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年7月3日第486号 ■ ============================================================= 泉田知事への期待と不安 ============================================================== 私は7月1日のメルマガ第481号で書いた。 「泉田新潟県知事が原発を止めるかもしれない」と褒め殺した。 それに対しすかさず読者から「褒め殺し」は言葉遣いが違うのではないか。応援するなら正しい言葉で応援すべきだという投稿を貰った。 私が日本語を誤用してお叱りを受けることは時々ある。 しかし私は今回ばかりは「褒め殺し」と言う言葉を意識して使った。 それは私の中に泉田知事に対する期待と不安が錯綜しているからだ。 期待とは、もちろん柏崎刈羽原発再稼動ができない事になることだ。 そうすれば東電の存続はもとよりこの国の原発維持政策に大きな衝撃を与えることになる。 不安とは、果たして泉田知事が最後まで柏崎刈羽原発再稼動を拒否し続けるのかどうかについて疑問を抱くからだ。 なぜ私が疑問を払拭できないのか。 それは泉田知事の原発に対する基本的な考えが不明であるからだ。 「事前の説明が何もない」、「地元軽視だ」、こういう怒りで再稼動に反対するだけでは原発を止めることはできない。 すかさず、東電も、そして茂木敏光経済産業大臣も、「立地自治体と関係者の理解を得るよう最大限の努力をしたい」と語った。 これは沖縄辺野古移転とまったく同じ構図だ。 しかし、いくら丁重な説明がなされても、受け入れられないものは受け入れられないのだ。 「丁重に説明してご理解を頂くように努力する」という言葉がいかに詭弁であるかを我々は沖縄の辺野古移転で嫌というほど知っている。 かつて私は斉藤健治福島県会議長を訪れて話したとき、斉藤議長は本物だと思った。 福島にはもはや原発は無理だと言い切ったからだ(6月7日メルマガ第419号)。 泉田知事はそこまでまだ言い切っていない。 同じく「褒め殺し」した沖縄県の仲井真知事のほうがまだ進んでいる。 彼は、日増しに、辺野古移転はもはや無理だと明確に言うようになっている。 私は泉田新潟県知事に期待したい。 日本の脱原発は柏崎刈羽原発の停止から始まるかもしれない。 そしてその判断は泉田知事の決断にある。 それを可能にするのは、最後は新潟県民の意思である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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