□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年6月25日第465号 ■ ============================================================= プルサーマル再開を米国と密約していた野田民主党政権の衝撃 ============================================================== 私は6月20日のメルマガ第452号「満期が迫る日米原子力協定が抱える難題」で、遠藤哲也外務省OBの書いた論説を引用して使用済み核燃料問題の深刻さを書いた。 すなわち米国は余剰プルトリウムを日本が持つことを許さない。核兵器製造の危険があるからだ。 しかし日本の現状は国内における核燃料再処理のめどは立っていない。 この矛盾を解決するには無理をしてプルサーマル炉を再開するほかはない。 福島原発事故の処理さえできない今の日本で、そんなことが出来る筈はない。住民の反対を押し切ってそんな事を強行すれば今度こそ反原発の国民運動が起きる、と。 ところがこのとんでもない事を野田民主党政権が米国と密約していたというのだ。 きょう6月25日の毎日新聞が衝撃的なスクープをすっぱ抜いた。 すなわち昨年9月、野田政権が決定した新エネルギー環境戦略を説明するため訪米した大串博志内閣政務官が、米エネルギー省のポネマン副長官に「プルサーマル発電」の再開をひそかに密約していたというのだ。 毎日新聞が入手した公文書で明かされた大串・ポネマン会談要旨の内容は衝撃的だ。 ポネマン副長官は、核不拡散に果たした日本の役割を指摘し、そのリーダーであり続けたいならプルトリウムの蓄積は許されないと迫っている。 これに対し大串政務官はプルサーマルは今後も維持するとあっさり約束している。 偶然にもきょう6月25日の朝日新聞は「プルトニウム 頭痛の種」と題する特集記事を掲げ、核燃料サイクル政策の破たんを指摘している。 問題は安倍自民党政権になっても密約の構造は変わらないことだ。 それどころか安倍自民党政権こそ米国の圧力に従ってプルサーマル再開を急ぐしか選択肢がないのである。 民主党も自民党も米国に従属して密約を重ね、国民を裏切る。 その意味で民主党政権はまったくダメだったということだ。 原発問題は沖縄問題と同じ構造下にある。 国民に本当のことを教え、国民とともに根本的な解決に取り組まない限り日本は行き詰まる(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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