□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年6月22日第460号 ■ ============================================================= オバマ核軍縮を批判する産経の方向違い ============================================================== オバマ大統領はサミット直後にベルリンを訪れて核軍縮演説を行なった。 しかしそれに感銘を受けたものはどれほどいただろう。 いまさら核軍縮演説はないだろう。そんな演説を繰り返すぐらいなら就任早々の2009年4月にチェコで行なった核軍縮演説を実行に移すべきだった。 実行に移していればこんな演説など必要なかった。 それを見透かのようにロシアのプーチン大統領はすかさずオバマ提案を一蹴した。 ロシアに対するミサイル包囲網を進めておいて、戦略核兵器削減提案はないだろうと。 それは正論だがプーチン大統領がそれを言ってはお笑いだ。 米国もロシアも本気で核兵器廃絶を考えていないということだ。 核軍縮演説もその演説に対する批判も、核兵器廃絶の本気度を疑うという観点から批判されなければならない。 ところがまったく別の方向からオバマ演説を批判しているものがいる。 それが産経新聞だ。 きょう6月22日の社説でオバマ核軍縮提案を次のように批判している。 警戒すべきは米露の間隙を縫って中国が核戦力を拡大することだ。核削減によって抑止力の低下を招くようでは同盟国日本の安全保障を脅かす事になる。中国の核に本格的な対策を講じよ、と。 核軍縮ではなく核の抑止力を高めろと言っているのだ。 見事な見解である。しかし誰も相手にしない見解である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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