□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年6月17日第443号 ■ ============================================================= 中曽根大勲位に「息切れする」と見通された安倍首相 ============================================================== どう考えても安倍首相は危うい。 安倍首相のタカ派政策が危ういと言っているのではない。 安倍首相の政治生命が危ういと言っているのだ。 最近の安倍自民党政権の内政・外交を見ていると、その高支持率とは裏腹に安倍政権は急速に失墜するのではないか。 潮目が変わりつつあるのではないか。 そう思っていた矢先の中曽根大勲位のご宣託である。 きょう6月17日の読売新聞「転換への挑戦」というコラムで中曽根康弘元首相が痛烈な安倍批判を書いている。 「安倍首相は満を持しての再登板のように見えたが、準備不足の感は否めない。政権はこの先、息切れするのではないかと危惧する」と。 これは物凄いご宣託である。 そしてその理由がふるっている。 中曽根元首相が安倍政権は危ういと書く理由は目先の対症療法に追われ、経済問題に汲々しているからだという。 もはや誰の芽にも明らかになりつつあるアベノミクス「先行投資」への疑問である。 ここまでは誰も考えていることだ。 しかし私が注目したのは、安倍外交についての痛烈な批判だ。 民主党政権で失われた日本外交を取り戻すはずであった安倍外交も、官僚依存で民主党政権下の外交と同様に貧弱なままだと断じる。 アジア太平洋地域における日本の存在がかすみつつあると国民は不安を感じ、「対中国包囲網」では日中関係は改善もしなければ前進もしない、中国との本格的な外交折衝に入れない、それではダメだと叱責する。 極めつけは安倍首相の改憲姿勢の腰砕けに対する痛烈な批判だ。 安倍政治のバックボーンには憲法改正があるはずだし、心ある自民党の支持者はその期待を持って再登板を待っていた。それにも関わらず参院選で経済問題ばかりを取り上げ国民に対して憲法改正を堂々と掲げて国家の将来像を訴えられないでいる、と批判する。 改憲論者中曽根の真骨頂である。 私は中曽根首相の主張する改憲論には正反対の立場だ。 しかし安倍首相が改憲に政治生命をかける政治家であれば、この中曽根首相の批判は重く、大きい。 この中曽根元首相の安倍批判に安倍首相が応えられなければ安倍保守政権は保守からも見放されるということだ。 中曽根元首相のこの読売新聞紙上の安倍批判が政治の潮目を変えるかもしれない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新しいコメントを追加