□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年6月14日第437号 ■ ============================================================= 自作自演の日米首脳電話協議 ============================================================== 何とも不自然な日米首脳電話協議に関する報道だ。 今頃になって、すなわち6月13日になって、オバマ大統領と安倍首相が電話で6月7、8日にカリフォルニアで行われた米中首脳会談の内容について話し合ったという。 通訳を介した30分程度の電話でどれほどの話ができたというのか。 8時間に及ぶ米中首脳会談と比較すればその軽さはあまりにも明らかだ。 問題はこのような「電話首脳協議」がなぜこのタイミングで行われたかということだ。 そしてその電話協議を各紙が一斉に取り上げたかということだ。 それはさきの米中首脳会談において日米同盟関係がないがしろにされたのではないかという懸念を国民に向かって打ち消す必要があったからだ。 おそらく外務官僚が頼み込んでオバマ大統領から安倍首相に電話をかけてもらうように手配したに違いない。 そしてその内容をメディアに公表して一斉に書かせたのだ。 しかしメディアが垂れ流す記事を読むと、日米同盟の結束が確認されたと言わんばかりの書き振りとは裏腹に、日本軽視の印象がますます募る。 オバマ大統領がどのような表現で話したかは我々にはわからない。 政府が発表したことを信じるしかない。 しかし、各紙を読み比べてみても肝心なところがさっぱりわからない。 日本の立場をオバマは習近平に伝えてくれた、感謝する、と書く一方で、「話し合い」による解決に向けて米国からの圧力が懸念される、と書く。 私が一番関心を持つのはロンドンサミットの際に安倍首相はオバマ大統領とまともな首脳会談を持てるのかということである。 立ち話で終わるのではないかということである。 ここまでロンドンサミットが迫っているというのに、首脳会談が決まったと確定的に報じる記事はこれまで一つもない。 予定されているという書き振りにとどまっている。 首脳会談が決まっているのなら、何が話し合われるかの議題についてとっくに報道されているはずだ。 ひょっとして日米首脳会談はまだ決まっていないのではないか。 その代わりに米国は電話協議で済まそうとしたのではないか。 そう思えるほど不自然な電話協議である。 問題はメディアがそのあたりの調査報道をまったく行なわないことだ。 果たしてロンドンサミットでどのような日米首脳会談が行われるのだろうか(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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