□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年5月30日第392号 ■ ============================================================== ついに他国を「基地化」した憲法9条下の自衛隊 ============================================================== きょう5月30日の朝日新聞一面に「アフリカはいま」という特集記事がある。 「アフリカには世界各国の軍隊が集結する場所がある」 そういう書き出しではじまるその記事の内容は衝撃的だ。 海賊対策で有名になったソマリアという国の首都ジブチは外国軍の基地で埋め尽くされているという。 なにしろ空の玄関である国際空港の周囲が巨大な基地で包囲されているというのだ。 勿論その最大の基地は米国の基地である。 兵士だけで3000人。発電機や淡水化装置を備え、F15戦闘機や無人偵察機プレデターが多数待機している。 海賊対策という口実で配備された「対テロ戦争」の拠点である。 その外国軍の基地のひとつが自衛隊の基地だ。 もちろんそれは建前は海賊対策で派遣された国際貢献だ。 日本の自衛隊は他国の軍隊よりも品行方正で、地元から感謝されているというお決まりの説明はこの朝日の記事でも書かれている。 しかし外国軍基地はその国の主権を制限するまぎれもない占領軍だ。 私が戦慄を覚えたのは、その朝日の記事にある自衛隊関係者の言葉だ。 「戦後初の海外基地だ」と呼んでいるという。 いうまでもなく戦前は日本帝国軍隊がアジアに軍隊を派遣して占領してきた。 この自衛隊関係者の言葉が何を意味するかは明らかだ。 かつての軍隊への郷愁である。 そういう意識を持つ者が日本の自衛隊の中に存在するという事である。 日本だけではない。他国も基地を置いているだろう、という声が聞こえてきそうだ。 しかし他国もやっているからいいだろうという言い訳が通用しない事を我々は橋下発言で知ったばかりだ。 なによりも日本の自衛隊は世界に誇る憲法9条下の自衛隊である。 いくらソマリアが破綻国家であると言っても、ソマリアはれっきとした主権国家だ。 いくらソマリア政府が歓迎しているからといっても、ソマリアには国民がいる。住民がいる。 軍隊による主権侵害がいかに住民を苦しめるかを我々は在日米軍基地で嫌と言うほど知っている。 そんな日本の自衛隊が、ソマリアを「戦後初の海外基地」化して平然としているのである。 憲法9条改正阻止もいいけれど、その前に自衛隊の現状を直視しなければならない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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