□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年5月4日第322号 ■ ============================================================== 「砂川事件の最高裁判決は妥当」とする投稿を掲載した東京新聞 ============================================================== きょう5月4日の東京新聞のコラム欄「ミラー」に驚くべき投稿を見つけた。 東京都西東京市在住の和田保元裁判官(85)という人が、砂川事件判決(最高裁判決)は妥当だったとして次のように書いているのだ。 すなわち米軍駐留を認める日米安保条約は憲法9条違反だとした第一審判決(伊達判決)は条約より憲法を重視する疑問のある判断だったという。 統治行為論(高度の政治性を有する問題については裁判所は判断を差し控えるべき)を持ち出した最高裁の逆転判決(差し戻し判決)は妥当であるという。 最高裁の判決は大法廷(15人の最高裁判事)の判断であり田中耕太郎長官一人の意見によって左右されるようなものではないという。 田中耕太郎最高裁長官が米国大使に判決の見通しを漏らしたとしても、個人的な予想を告げたのに過ぎないとまで言って弁護する。 驚くべき投稿である。 砂川事件の最高裁判決についてこのような擁護論が述べられた例を私はこれまで知らない。 私がこの投稿を読んで驚いたのは元裁判官がこのような投稿を行なったことだけではない。 このような重大な投稿をさりげなく投稿欄に掲載した東京新聞のやり方に疑問を抱いたからである。 東京新聞には他の新聞のように、社論と違った意見を投稿欄にさりげなく掲載してバランスを取るような姑息な真似をして欲しくはない。 このような意見を身分を明かして堂々と投稿する元裁判官は確信犯に違いない。 だから最高裁判決を批判する論者との公開討論をすることも辞さない人物であろう。 東京新聞は「こちら特報部」や「ニュースの追跡」という名物欄を持っている。 東京新聞はそれらを使って、この元裁判官とそれを批判する元裁判官や学者を招致して公開討論を行なうべきだ。 そうすることによって国民の間の議論も深まるはずである。 いまからでも遅くない。 このメルマガに気づいたなら、東京新聞はこの投稿をきっかけに、砂川判決の是非をめぐる特集記事を組むべきだ。 そう思って東京新聞に宛てて私はこのメルマガを書いたのである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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