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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

沖縄本土復帰式典を見送り、主権回復の日式典を強行する安倍政権 
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2013年4月25日第298号 ■   ==============================================================    沖縄本土復帰式典を見送り、主権回復の日式典を強行する安倍政権       ==============================================================  わが目を疑う記事を見つけた。  菅義偉官房長官は24日の記者会見で沖縄本土復帰式典の開催を見送ると発表したという。  きょう4月25日の毎日新聞が書いている。  5月15日に政府主催の(沖縄)本土復帰式典を開くことも検討したが、沖縄の理解を得られないと判断したからだという。  そうではない。沖縄は、主権回復の日の式典を政府が行なうのであれば、沖縄を米国の施政下においたサンフランシスコ条約発効の日である4月28日ではなく、沖縄が日本に復帰した5月15日に変更して欲しいと言っているだけなのだ。  それにも関わらず、安倍政権は4月28日の主権回復の日の式典にこだわり、沖縄の怒りを静めるために5月15日にも本土復帰式典も開いてやるから我慢しろという子供だましのような事をするから沖縄はますます怒るのだ。  それにしても何故安倍首相は4月28日の「主権回復の日」式典にこだわるのか。  ある人が教えてくれた。  サンフランシスコ講和条約と日米安保条約の二つは吉田茂の歴史的功績だ。  吉田茂の孫である麻生副総理がその式典を望み、安倍首相としては陰の総理である麻生副大臣の顔を立てようとしたのだ、と。  もしそれが事実ならあまりにも愚かな判断だ。  サンフランシスコ講和条約と一緒に締結させられた日米安保条約は、吉田茂自身も認めていた通り、それを結んだ自分は後世の政治家に批判される、と自覚していた。決して名誉だとは思っていなかったのだ。  岸信介首相の孫である安倍首相も、祖父の果たした日米改定安保を是認し、祖父の悲願であった憲法9条改憲につき進もうとしている。  しかしこれも大きな勘違いだ。  岸首相が目指していたのは対等な改定日米安保条約だったがついにそれを実現できずに欠陥条約のまま改定せざるをえなかった。  何よりも岸信介首相の9条改憲の目的は、国軍を持つかわりに米軍を日本から撤退させる事にあった。  ひるがえって安倍首相のやろうとしている事は、対米従属を強めながら国軍を持って、日本を米国の戦争の下請け国に貶める事だ。  孫だからといって祖父の思いを正しく知っているということにはならない。  不勉強であれば一般国民よりも何も知らないことになる。  安倍首相、麻生副首相を見ているとまるでその典型例のような気がしてならない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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