□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年4月16日第270号 ■ ============================================================== いつのまにか消え去った北方領土問題 ============================================================== 4月13日の毎日新聞が田中洋之モスクワ特派員の記事として小さく報じていた。 ロシアのロゴジン副首相が11日北方領土返還を求める日本について「(第二次大戦で)無条件降伏したのだから、今日においてあらたな(領土)要求をするのは無意味だ」と述べたと。 これは物凄い挑発的な発言だ。 ロゴジン副首相なる者に北方領土問題についての権限がどこまであるかは知らないがいやしくも副首相だ。 いくらプーチン大統領の権限が強いと言ってもプーチン大統領の一存ですべてが決まるはずはない。 果たして安倍・プーチン首脳会談で北方領土問題はどのような結論になる見通しなのか。 4月末といえばもうすぐだ。安倍訪露直前におけるこのロゴジン副首相の発言は衝撃的な発言であるはずなのに日本のメディアはまったく取り上げようとしない。 鳴り物入りで行なわれた森元首相の訪露特使の意味はどこにあったのか。 そう思っていたらきょう4月16日の読売新聞が報じていた。 安倍首相は今度のロシア訪問に100名にも及ぶ大企業のトップからなる過去最大の経済ミッションを帯同して日ロ経済交流に弾みをつけるという。 その記事には北方領土問題についての言及は一切ない。 北方領土問題はいつの間にか消えてしまったのだろうか。 それはそれで私はいいことだと思っている。 領土問題で無用な並行論を繰り返すより経済交流で実をとったほうがはるかに皆が喜ぶ。 しかしそれならそうとメディアは安倍首相に方向転換についての説明責任求めなければいけない。 なし崩しの変更はゴマカシである。 政治指導者が一番やってはいけないことである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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