□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年7月14日第533号 ■ ============================================================== オスプレイ配備見直しを米国に要請した前原政調会長 ============================================================== 私は7月8日のメルマガ第522号で書いた。 私が小沢一郎であれば政局ばかりに奔走するのではなく、いまこそ国民 の前で、そして世界の前で、野田外交に異を唱えるだろう、と。 「私が首相だったらオスプレイの配備は認めない、米国と再交渉して 見せる」、と言うべきだ、と。 米国は腰を抜かすだろう。しかし米国は反論できるはずがない、と。 そしてその事を小沢一郎の目にとまるように7月9日のブログで書いた。 いまこそ野田首相に対しオスプレイ配備の延期要請を米国に行うように 求めよ、米国が日米同盟を重視するならその要求を拒むことは出来ないに 違いない、と。 そのお株を見事に前原政調会長にさらわれてしまった。 きょう7月14日の各紙が報じている。 前原誠司民主党政調会長が7月13日、都内で記者団に次のように述べた というのだ。 「万が一のことがあったら日米安保そのものの土台が揺らぐ。政府と米国 に今の計画を見直すように党として申し入れている」と ルース駐日米国大使と11日に会談した経緯にも言及し、 「ルース大使は『理解できる。本国に伝える』と言っていた」事を明らか にしたと。 先を越されてしまった事は残念だった。 しかし、誰が言い出そうと、それは正しい事であり国民にとって歓迎す べきことだ。私は前原政調会長の行動を評価する。 もちろん前原政調会長の意見に従うかどうかは野田首相の判断だ。 しかし野田首相が愚かでなければ、この前原政調会長の意見を取り入れて 米国に申し入れることを決断するだろう。 オスプレイ配備に反対する国民の声の広がりを考えるとそれしかない。 そして野田首相が日本国民の前で公然と米国に見直し要求をすれば、米国 はそれを拒否することは出来ないだろう。 7月14日の毎日新聞が小さく報じていた。 父ブッシュ政権当時、チェイニー国防長官は米国防総省の試験評価局長で あるトーマス・クリスティー氏の説得に従ってオスプレイの開発中止を いったん決断したが、米海兵隊の議会ロビー活動が奏功し、オスプレイ開発 が進められた経緯がある、と。 やはりオスプレイは海兵隊のごり押しであったのだ。 日米同盟を優先すればオバマ政権は海兵隊の要求より日本国民の要求を 受け入れざるを得ないだろう。 それでもオバマ大統領がオスプレイ配備を強行するならば、オバマ大統領 は愚かだということになる。 その時こそ日本国民が日米同盟の反国民性に気づく時である。 どうやらオスプレイ配備問題は日米同盟の試金石になりそうだ。 そのような重要な提案が、小沢一郎からではなく前原政調会長からなされた 事を、私は残念に思うのである。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新しいコメントを追加