□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年7月3日第506号 ■ ============================================================== 歴史に語りつがれることになる「消費税増税しかしなかった野田首相」 ============================================================== きょう7月3日の東京新聞「記者の眼」で中根政人記者が書いている。 取材を通して見えたのは消費税ばかりに魂を注ぎ、原発の危機に向き 合おうとしない偏った政治姿勢だ、と。 その通りだ。 しかし野田首相が向き合おうとしないのは原発問題だけではない。 およそ首相が向かい合わねばならないあらゆる重要政策について何も してこなかった。 その一つがこれから書く北方領土問題である。 ロシアのプーチン大統領やメドベージェフ首相が北方領土を訪れる のではないかと報道されて久しい。 そしてついにきょう(7月3日)の朝日新聞は「北方領土、きょうにも 再訪」と書いている。 「野田首相とプーチン大統領が先月メキシコで(G20の場で)北方 領土交渉を『再活性化』させることで合意したばかりだけに、日本側で 反発が広がるのは必至だ」と書いている。 しかし、野田首相はこの情報を前から知っているはずだ。ここまで 報道が書いてきた。 それでは、野田首相は何か手を打ったというのか。 プーチン大統領に対して、「約束が違うじゃないか。訪問を控えて くれ」と伝えたとでもいうのか。 思い出して欲しい。 いまから1年半ほど前、メドベージェフ大統領が北方領土を訪問した 時、情報がつかめなかったとして河野駐ロ大使が更迭されるという事件 が起きた。 しかし、今度は情報は事前に明らかになっている。 もし明日にでもメドベージェフ首相が択捉を訪問したら野田首相は どうするつもりだろう。 情報がつかめなかった事が問題ではない。 情報は十分あるのに、それに正しく対応する政策がないことが問題 なのだ。 やがて野田首相は辞めることになるだろう。 結局野田首相は消費税増税に命をかけると繰り返して民主党を分裂 させただけの首相で終わることになる。 重要なこの国の政策について消費税増税を叫ぶ以外に何もしなかった ことになる。 「消費税増税しかしなかった野田首相」と歴史に語り継がれることに なるだろうと私が書いた理由がそこにある。 そんな野田首相を今でも持ち上げ、小沢叩きばかり得り返すメディア はもっと役立たずである。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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