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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

 野田暴政政権と国民との闘いはこれから始まる
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年6月16日第460号 ■   ==============================================================    野田暴政政権と国民との闘いはこれから始まる  ==============================================================  それにしても野田民主党政権は悪辣だ。  権力を最大限に利用して多くの国民の意思を無視して暴政につき進む。  自民党、公明党は卑劣だ。  権力欲しさにそれに加担する。  民主・自民・公明の大連立が事実上決まったようなものだ。いや既に かなり前から決まっていたと言うべきだろう。  ほかのテーマで書いていたものを差し置いて、きょうのメルマガは今の 私の思いを書きとどめておきたい。  ここ数日の動きを眺めながら私は痛感していた。  報道では様々な事が書かれていたが、消費税増税も原発再稼動もすでに 決定済みだと。  自民党や公明党との難交渉も、民主党内の説得も、すべて見せかけで あり、結論はとうに決まっていたのだ。  すべては芝居だ。  見ているがいい。民主党中間派などというものが謀反を起こすなどと いうことない。  小沢派はどんどんと追い込まれ、その他の野党は束になってかかっても 野田政権倒閣などには至らない。  それにしても野田民主党政権は悪辣だ。  これだけ国民の反発がある大きな決定を、すんなり決めては格好がつか ない。だから政局の混乱を装い、苦渋の末決断したという振りをして国民を その気にさせる。  ブレない野田の演出だ。  その一方で、壮大な情報操作を行なう。  全国で湧き起こる反対の声を見事にメディアから封殺した。  オーム逮捕劇をこの日に合わせてメディアをジャックしたのも見え見えだ。  スキャンダル報道をぶつけて小沢派の戦意を削ぎ、大阪維新の会の松井 知事のスキャンダルをちらつかせて国政参加を思いとどまらせようとする。  原発稼動と消費税増税を交互にメディアに登場させて争点を拡散させる。  メディアがそれらすべてに加担する。  そして究極の背信は解散・総選挙の先延ばしである。  国民の唯一の抵抗は選挙しかない。  消費税増税を強行した野田、前原、菅グループなど許すものか。  大飯原発再稼動を強行した野田、藤村、枝野、細野の四人組は必ず落選 させてみせる。  後ろで糸を引いている仙谷など噴飯物だ。  そう思っていても選挙が先送りされればどうにもならない。  その間にどんどんと状況は変わって行く。すべて既成事実化されていく。  最大の抵抗勢力である小沢グループは分断され、日干しにされる。  と、ここまでは野田民主党政権の思い通りに進んでいるかのようだ。  自民党、公明党との大連立は既成事実化している。  しかし、そうはいかないだろう。  なぜか。  彼らが行なおうとしている政策が間違っているからだ。  消費税増税や原発再稼動を強行しても国民経済は何もよくならない。  財政健全化は進まず、景気は停滞し、国民生活は苦しくなる一方だ。  それに加えて沖縄問題がある。  オスプレイの墜落にもかかわらず、その沖縄配備を止めないという。  消費税増税や大飯原発再稼動と全く同じだ。  国民の意思を無視し、沖縄住民の声を聞かず、国家権力を最大限に使って 強行する。  そこに正義はない。  野党の政党、政治家たちは、消費税反対、原発再稼動反対、対米従属に よる沖縄いじめ反対の三大マニフェストを掲げて、それらに突き進む民主、 自民、公明大連立に対抗すれば必ず次の選挙で国民の支持を得られるだろう。  解散・総選挙を先延ばしすればするほど、野田民主党政権は支持率を下げ、 野田民主党と談合する自民、公明ともども次の選挙に勝てなくなるだろう。  小沢一郎がどのような戦略を立てているかは私にはわからない。  ここに来て情報がさっぱり入らなくなった。  しかし小沢一郎がどう出ようが、それが奏功しようが挫折しようが、最後 は民意が控えている。  たとえ小沢一郎が野田民主党政権を倒すことができなくても、民意を無視 して間違った政策に突き進む野田民主党政権とそれに加担する自民、公明に 正面から立ち向かうあたらな政治の動きはこれから必ず現れて来る。  その動きの中で、私の構想であるインターネット政党が現実のものになる 可能性がでてくる。  もう一つの日本の動きが出てくる可能性がある。  そのような動きが、一旦は野田民主党政権が強行した消費税増税や原発再 稼動 を撤回させることになるだろう。  沖縄住民を無視した対米従属策をくじくことになるだろう。  我々は敗れたわけではない。  闘いはむしろこれからなのである。  その長い闘いのなかで野田民主党政権や自民党、公明党はみずからが談合 して強行した政策に首を絞められることになるだろう。  私はそう確信している。  正しいことほど強いものはない。                              了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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