□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年2月1日第87号 ■ ========================================================= 一票格差の違憲状態が野田政権を救うという究極のパラドックス ======================================================== ここに来て一票格差の違憲状態問題が急浮上してきた。 一票格差を是正することは正しい。 しかしそれが指摘されて20年近くたち何の是正策も本気で 講じられようとしてこなかった。 その間にも何度も国政選挙が繰り返されて来た。 なぜここにきて急に一票格差問題を騒ぐのか。 その意図がどこにあるにせよ、皮肉なことにそれがダメ野田 政権を救うことになる。 落ち目の弱小政党を救うことになる。 政局に展望のない彼らが、一日でもながく現状を維持したい ために一票格差問題に悪乗りすることになる。 違憲状態を正さないと選挙ができない。 違憲状態を正すには選挙制度を変えなければいけない。 しかし選挙制度の改正は政党の生き残りがかかっているから いつまでたってもまとまらない。 こうしていつまでたっても選挙ができないことになる。 選挙をしなくていいことになる。 解散・総選挙を引き延ばす大義名分を得ることになる。 ここにいち早く目をつけたのが、いまや野田民主党政権の中で もっとも権力に固執する輿石民主党幹事長だ。 記者会見で国会議員が全員違憲となる、それでいいのか、と。 いいだろう。民主党はいつまでたっても政権に居座っていろ。 その間にどんどんと日本は沈没することになる。 景気対策も、原発政策も、安保政策も、領土問題も、慰安婦問題 も、なにもかも、何もできないまま時間が無駄に過ぎていく。 死に体内閣が何を言っても、何を決めても、誰もそれを相手に しない。 つぎの政権でイチから見直される事を皆が知っているからだ。 官僚ももはや関心は次の政権だ。次の政権に色目を使う。 野田民主党政権と心中する愚を避けて、野田政権を本気で支え ようとしない。 日本はとんでもない政治状況に突入してしまった。 この責任はもちろん民主党政権にある。 しかしそんな民主党政権を甘やかして政権にとどまらせてきた者 たちすべてに責任がある。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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