□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年1月25日第66号 ■ ========================================================= アフガン兵に射殺されたフランス兵事件の教訓 ========================================================== アフガンの国際治安支援部隊(ISAF)に参加していたフランス 兵4人がアフガンの国軍に射殺されたというニュースが各紙に報じら れたのは1月21日だった。 国際治安支援部隊への参加はかつて日本の自衛隊にも協力要請が あったが、その危険さにひるんで、日本政府ははじめから応じる気 はなかった。 フランスをはじめ多くの欧米諸国はアフガンに軍を出し、犠牲者を 出していることを考えると、それは懸命な判断だと言えるが、もし 米国のテロとの戦いが世界の平和のために正しいと日本政府が信じて いるのなら、その国際貢献に協力しない日本は身勝手だということに なる。 フランスはアフガンに3600人の仏軍を駐留させ、これまでに 80人が死亡したという。 しかし今度はテロではなくアフガン国軍の兵士に射殺されたという。 さすがにサルコジ大統領は、すべてのアフガンの軍事活動を一時 停止すると発表したという(1月21日読売)。 そう思っていたら、1月24日の朝日新聞が衝撃的な記事を掲載 した。 フランス軍兵士4人を射殺したアフガン国軍兵士が、フランス軍の 取り調べに対し、米兵が反政府武装勢力タリバーン兵とみられる遺体 に小便をかけた映像を見て殺意を抱き、犯行を決意した、と述べて いたこというのだ。 文字通りフランス兵は米軍の誤った行動の犠牲者になったという ことだ。 この朝日の記事はロンゲ仏国防相が、「アフガン兵士はタリバーン の侵入者だ」と述べたこともあわせ報じている。 あくまでも「テロとの戦い」の犠牲者であるかのように訴えている のだ。 しかし、たとえそうだったとしても米軍の誤った行動の犠牲者で あることには変わりはない。 日本政府もわが自衛隊に犠牲者を出さないうちに、米国のテロと の戦いから手を引いたほうがいいということである。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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